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ビギナーのエンジョイボート挑戦記㊱ ボート発祥の地・大村へ出張。仕事済ませて、にぎわう場外売り場へ

夜のボートレース大村

下関のG2レディースCC。狙いは西橋奈未VS.長嶋万記の両選手だ

 11月22日、その日僕は長崎県大村市に来ていた。そう、ボートレース発祥の地だ。

 知り合いの編集者ゴトウさんからボートレースとは別件の仕事を「斡旋」されて、ともに出張してきたのだけど、どうも怪しい。というのもゴトウさんもボートレース好きで、5月GWに一緒に多摩川に行った仲。もしかして大村に来たいがためにこの仕事を作ったのでは……?

「いやいや、今回は本当たまたまですよ。ハハ」

 まあ、いいでしょう。細かいことは気にせずレース場へGO! と思ったら、この日は大村で開催がなくて残念無念。でも、これでスゴスゴ引き下がる我々ではない。下関ナイターではSGチャレンジカップ/G2レディースCCの4日目が開催中。というわけで場外売り場へ繰り出した。

 どでかいターンマーク坊やがお出迎えしてくれた場外売り場は夜でも結構な賑わい。年間総売り上げは全国24場でナンバーワンだと聞くし、大村市の皆さんは本当にボートレースが好きなんだなぁ。 

勝ったのは長嶋万記選手だった(©boatrace)

おいしかったのは長崎ちゃんぽんだけだった

 そんなボートレース発祥の地で生粋のファンと一緒になって舟券を買うなんて、1年前にはまったく想像していなかったよなぁ……なんて感傷に浸っていたら、あっという間に9、10、11Rと3連敗。イカン、僕はここに勝ちに来たのだ。

 でも、大丈夫。最終12Rは主戦場の女子戦。しかも、狙う選手はハナから決まっている。わが福井支部の若手エース⑥西橋奈未選手だ。前日に落水のアクシデントがあったものの、それ以外は2、1、1着と絶好調。

 ただ、さすがに6号艇ではアタマまでは厳しいか。それに1号艇が長嶋万記選手なら信頼できる。というわけで①―⑥―全、①―全―⑥の8点。追加で④細川裕子選手のマクリを警戒して④―①―⑥、④―⑥―①を買い足した。これで万全だ。

 さあ、レースは①長嶋選手がトップスタートから盤石の逃げ。ヨシッ。あとは⑥西橋選手だけど、1マークの最内を狙った差しは……3着にも届かず、あぁ~。結果①③⑤で3連単2380円。最終逆転ホームランならず、ガックリと崩れ落ちてしまった。

 結局ともに4戦全敗でトボトボと徒歩でホテルへ戻った僕たち。長崎の夜の風は冷たかった。ちなみに途中で寄ったお店のちゃんぽんは大変おいしかったです。 =つづく

 (森永淳洋)