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ビギナーのエンジョイボート挑戦記㊲ 今回は勝ちにこだわって、舟券は手広く18点で勝負

さあ、今年最後の「日刊ゲンダイ杯」優勝戦だ

 12月4日に戸田で開催された今年最後の「日刊ゲンダイ杯」優勝戦。3、6、10月の日刊ゲンダイ杯でやられたマイナス分を全て取り返すべく、現場に乗り込んだ。もう何度言っているのか分からないけど、「今度こそ!」の背水の陣である。

 当日は仕事の都合もあって後半3レースに合わせて日刊ゲンダイの皆さんと合流したのだけど、清水記者は朝イチの1Rから勝負しているのだという。さすが師匠、気合の入り方が違う。

 しかも「初日から全レースを見て選手の調子をチェックしているからね。優勝戦も任せておいて!」。なんと頼もしい、これはもう今日は勝ったも同然だ。

 というわけで優勝戦。「3号艇の松山将吾君が良く見えるんだよなぁ」と清水記者。フムフム。一方、優出メンバーで一番の実力者は②西村拓也選手で展示タイムもいい。また、①富永修一選手は今開催5走して3勝2着1回3着1回のオール3連対だから大崩れはなさそうだ。

 締め切り3分前まで熟考した結果、②③―①②③―①②③④⑤の12点。さらに①アタマから地元埼玉の④鈴木博選手、⑤有賀達也選手へのヒモ穴狙いで①―④⑤―②③④⑤の6点を直前で追加。合計18点と買い目が多くて美しい買い方ではないかもしれないが、どの目が来てもプラスになる。勝てばよかろう、なのだ。

優勝した西村拓也選手

 そしてふと隣を見ると、清水記者が「戸田公園近くに焼き肉屋さんはあるかな?」と検索しているではないか。おぉ、すでに大儲けを確信しているのだろう。ということは、たとえ僕の舟券がハズれても師匠が焼き肉をおごってくれるかもしれない。今日はなんていい一日なんだ。

 迎えた優勝戦は①、②、⑤の3艇が1周目バックで大接戦。②①⑤、①⑤②なら持っている。来い、来い! だけど、あぁ、願いは届かず②⑤①で決着。しかも7450円の高配当だ。くそ~!

 あ、でも清水記者が当たっていれば焼き肉……ダメだ、その悲しげな表情で察した。そういえばレース中も終始静かだった。

 これにて4度目の日刊ゲンダイ杯もあえなく撃沈。足取りも重い帰り道だったが、師匠がやさしく声を掛けてくれた。

「さ、次は丸亀のナイターで勝負しますか」

 この鋼のメンタルを見習いたい。そして、ちょっと気が早いけど来年の目標が決まった。それはもちろん「日刊ゲンダイ杯で勝つ」ことだ! =つづく

   (森永淳洋)