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コラム一覧へ戻る公開日
2025年01月17日
14:15
更新日
2025年01月17日
14:15
ビギナーのエンジョイボート挑戦記㊶ 大みそかは「クィーンズクライマックス」。①遠藤エミ選手は鉄板、でもオッズ的に…
優勝した遠藤選手と2着の細川選手(左)、3着の三浦選手(右)
ここは④三浦永理選手へ流して高目狙いの4点勝負。どうだ!
競馬の有馬記念、ボートレースのグランプリと立て続けにやられてガックリと落ち込んでいた年末。日刊ゲンダイの担当デスク氏からこんなメールが届いた。
「われらにはまだクイーンがありますから」
そう、そうだった! 夏ごろからほぼ女子戦ばかりを見てきた僕としては、大みそかのクイーンズクライマックスこそが真のグランプリ。ここで当てれば、もうそれで1年勝ったようなものだ。
そして、そんな大事な舟券を託す選手といえば、やっぱり①遠藤エミ選手しかいない。
ボートレース歴1年にも満たない初心者の僕でも、遠藤選手のイン戦の信頼度の高さは身をもって分かっている。逆らう理由などどこにもない。軸は鉄板だ。
ただ、そうなるとどうしても庶民にはやさしくないオッズになってしまう。それに1年最後の大一番で1ケタ台を買うのは面白くないでしょう。
というわけで、相手に指名したのは④三浦永理選手。トライアルの2、3走目こそいまひとつの結果だけど、これはいずれも5コース発走だから度外視できる。何より2024年シーズンの獲得賞金は遠藤選手に次ぐ2位で、ハンドルさばきの巧みさは何度も見てきた。
①→④流しの3連単なら、一番安いオッズでも①④③の14倍。三浦選手の2着付けでこの配当ならむしろおいしい。狙いはココだ。①―④―全の4点で勝負する。
レースは遠藤選手が好スタートから他を寄せ付けない鉄壁のイン逃げ。そして三浦選手がターンマークの最内を狙って差しをねじ込み、②渡辺優美選手よりも前に出た瞬間には「やった!」と思った。だが、③細川裕子選手が外から一気にマクリを決めて2番手に浮上。そのまま①③④840円で決着したのだった。くそー、惜しかった。
結局、その前の11Rで行われたシリーズ優勝戦も含めて、大みそかも散々な結果に……。でも、おそばやみかんを食べながら女子レーサーの熱い戦いをナイター観戦して過ごす年越しもなかなか乙なもの。ボートレースという新たな趣味のおかげで今までとはまた違うハラハラ、ドキドキの楽しい年末になった。
もちろん、お財布的には全然楽しいことになっていない。でも、大丈夫。僕たちには年明けにびわこオールレディースがある。そこでガッポリとお年玉をいただきましょう! =つづく
(森永淳洋)