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コラム一覧へ戻る公開日
2025年01月30日
18:13
更新日
2025年01月30日
18:13
イチ押し ツヨカワ女子レーサー 門田栞選手 24歳 ずっと最下位も今は昔。急成長続けるダイヤの原石

©boatrace
デビュー3年目でクィーンズクライマックスシリーズに出場
クリッとした目がカワイイ門田栞(130期・香川支部・24歳)。まだデビュー3年目ながら、年末のクイーンズクライマックスシリーズに“最少キャリア”で出場。いま目が離せない急成長中のツヨカワだ。
高校(愛媛県立今治南高校)時代はボート競技のダブルスカルでインターハイ2位と活躍。高校卒業後は2年間レストランで働いたが、ボートレースが大好きな父親の後押しに加え、女子レーサーの守屋美穂のレースを見て感動、心機一転、ボートの世界に飛び込んだ。
130期生は1293人が応募。25倍という狭き門を突破し見事合格。
2022年5月16日丸亀4Rでデビュー戦を迎えたが、何もできず6着。その後も最下位のレースが続いていた時、お盆レースで同支部の先輩・平高奈菜から「ターンマークをしっかり見て、落とさず全速で回るように」とアドバイスを受けた。
それから「少しずつレースが変わってきた」とは言うものの、28走連続、さらに5着を挟んで17走連続の最下位。8節目の10月11日の住之江1Rでようやく2人抜いて4着に入った。
師匠・中田元泰の下で練習に励むも成績は一向に上がらず苦難の日々が続く。初勝利はデビューから1年半後の23年11月9日の丸亀6R。6コースから最内を差し抜け273走目で、ようやく水神祭を飾った。
だが、これで吹っ切れたのか、ターンスピードに威力を増し、この期はさらに2勝を挙げ2着9回。勝率も3点台に乗せた。
そして前期(対象期間24年5~10月)。優出こそなかったものの1着22回、2着17回で勝率は4・73と大躍進。賞金を1563万円とし、暮れの蒲郡GⅢクイーンズクライマックスシリーズに参戦した。出場選手の中では最もキャリアが浅く、まさにダイヤの原石。
期が変わった今期(24年11月~)はさらに成績を上げ、12月末までの勝率は5・46。磨けばさらに光る可能性を秘める。今年の目標は当然初優勝だが、今の勢いならA2は十分狙える。
2月には江戸川(4~9日)に初参戦。
難水面をどう克服するか楽しみだ。