グラビアアイドル　ななせ結衣さん②　わたしの舟券術。まず３号艇の取捨から入ります

盲点ですが、出走表を見るときはボートの２連対率を重視

　ボートの魅力にどっぷりハマったグラビアアイドルのななせ結衣さん。今回はその舟券術を伝授してもらった。

　舟券を買う人って好きな選手から買ったり、その日の出目を重視したりとか、みんなそれぞれ買い方が違うじゃないですか。私はまだやり始めの頃、ボートレースのことをよく知らなかったからひたすら出走表を眺めていました。なので、その時からずっと今に至るまでデータを重視するタイプですね。

　私、出走表って「宝の地図」だと思っているんですよ（笑）。だから、この中のどこかにお宝が埋まっているんだろうって感じで、出走表をじっくり読み込むのが大好きなんです。最初のうちは分からないながらも、やっぱりモーターとボートの勝率が大事なはずだと思ってそれを結構じっくりチェックしていたんですけど、周りの人たちはほとんどが「ボートの勝率なんて関係ないよ。モーターが全てだから」って言うんですよ。

　でも、出走表に書いてあるということは絶対にそこに何かヒントがあるはずだと信じていたら、ある時、お仕事で一緒になった元レーサーの野添（貴裕）さんから「ボートの２連対率はめちゃくちゃ大事だよ」ってお話を聞いて、してやったりの気分（笑）。トップレーサーだった野添さんが言うんだから間違いないと確信しましたね。

　あと、最初のうちってボートレースは①からって教わるじゃないですか。だからどのレース場でも①から買えばいいと思っていたらとんでもない（笑）。全国24場それぞれに特徴があって、インコースがやたらに強い場とかマクリ差しが決まりやすい場とか、その違いはとても大きいんですよ。それこそ脳を入れ替えて平和島なら平和島脳、江戸川なら江戸川脳になって考えないと舟券は的中しません。難しいんですよぉ。まあ、だからこそボートレースは面白くて楽しいんですけどね。

　舟券を買う時、特に重視するのは攻め手の③が行けるかどうかですね。まず③がカド受けして④を止めることができるのか、そしてその③が止めるだけなのか、それとも一番の攻め手になれるのか、そこを考えます。そもそも私は③のマクリ差しが好きなので。

グラドルとして活躍中

最近多い買い目は②ー①から。可能性が高い割にオッズがおいしい

　最近、ボート仲間によく言われるのが「結衣ちゃんって②―①をよく買っているよね」ってこと。確かにそうかもしれません。②―①って買い目、好きですよ。それはなぜなんだろうと考えると、①が逃げなかった時に確率的にいったら次に勝てそうなのって②じゃないですか。②は差せばいいから。やっぱり③がマクるとか④がマクリ差すとなるとある程度の条件が揃わなきゃなりませんが、②の差しってスタート揃っていても差せるし、前に出ていても①を走らせちゃって差せるし、遅れたら遅れた分、誰かが行って①が張ったらそこを②が差せばいい。条件的にいうとどんなパターンでも差せるから、そこに夢を見ているんじゃないかと思いますね。それに②―①って配当的にも意外につくんです。

　万舟はなくても５０００円ぐらいつくこともあって結構おいしい。オススメです。

　＝つづく

　（聞き手＝清水一利）

▽ななせ・ゆい　１９９４年、横浜市生まれ。２０１７年にスカウトされ翌年ＤＶＤ「ミルキー・グラマー」でグラビアアイドルとしてデビュー。１５７センチ、Ｂ92・Ｗ52・Ｈ88。ボートレース以外にも釣り、麻雀、パチンコ、バスケットボールなど多彩な趣味の持ち主。