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ビギナーのエンジョイボート挑戦記㊾ 枠番別データは頼りになるゾ

三浦選手、ありがとう

三浦永理選手の6枠は買い

 新たな舟券必勝法を探す旅はまだ道半ば。今回、重視するデータはズバリ、枠番別の成績だ。

 ボートレースは1番枠の選手がだいたい50%の確率で勝つくらい、枠番が勝敗に大きく左右する競技。もしかしたら選手の技量以上に重要視されるべきファクターと言っていいかもしれない。いわば、予想を組み立てるうえでの本丸データだ。

 当然のことながら1番枠が勝率・連対率ともに一番良くて、外へ行くごとに数字が下がっていくのが普通。

 だが、選手によってはインが苦手、アウトが得意、あるいは特定の枠番だけが異常に強いという場合もあるだろう。そうした、通常ではない“数字のゆらぎ”を積極的に狙ってみたい。

 というわけで検証したのは3月10日、蒲郡オールレディース優勝戦。枠番別成績のデータはボートレース蒲郡公式サイトが提供している「全国」「当地」「全国女子」の3項目を参考にした。

 ポールポジションの①を獲得したのは平高奈菜選手だ。新設GⅠスピードクイーンメモリアルに続き今節も5日目まで10走中7勝と絶好調。そして肝心の枠番別成績だが、全国女子ではなんと過去10走で全勝、勝率10・00という破格の好成績だ。これはもう逆らう理由などありません。

 そして、お隣の2番枠に入った田口節子選手の枠番別勝率も全国女子で8・00。しかも直近では4連勝中。確かに2番枠の田口選手は強いというイメージがある。うーん、これ、3連単は①―②、②―①の組み合わせで仕方ないでしょう。となると、問題は3着に誰を選ぶか。③宇野弥生選手の数字は当然いいのだけど、④豊田結選手、⑤長嶋万記選手、⑥三浦永理選手も軒並み勝率5~6点台と、アウト勢とは思えない高さだ。

 特に三浦選手。ボートレースでは絶対的に不利な大外6番枠なのに、全国女子では勝率6・10。長嶋選手の5番枠成績よりも高いのだ。これは絞り切れない。なら、いっそのこと全員に流してしまえ! というわけで買い目は①―②―全を厚めに、②―①―全を押さえにして計8点。これが見事にハマり、①②⑥1650円を仕留めることができた!

 配当はそんなに高いものではなかったが、もし枠番別成績を見ていなかったら三浦選手を買えたかどうか……。その意味では自分の中では会心ヒット。三浦選手の6枠は買い、これは覚えておこう。そして枠番別データはやっぱり頼りになるゾ! =つづく

 (森永淳洋)