ビギナーのエンジョイボート挑戦記53　わが「最推し」の川井萌選手が優勝戦に４号艇で登場

ありがとう、川井選手（©boatrace）

彼女のレースに関してはデータは二の次で買い！　さあ結果は？

　新年度を迎えた春４月。心機一転とばかりにまた新たな予想を試そうと思ったが、４月６日の桐生ヴィーナスシリーズ優勝戦には、わが最推しの川井萌選手が４号艇での出走となった。

　川井選手の前ではデータやら何やらもうお構いなしに「とりあえず萌ちゃんで」となってしまう。ならば、今回はいったんデータや数字など客観的な視点は抜きにして、以前のように主観だけで予想してみることにした。何事も気分転換は必要だ。

　というわけで、まずは肩慣らしの11Ｒ。１号艇は日刊ゲンダイの人気コーナー「イチ押しツヨカワ女子レーサー」でもピックアップされ、今期絶好調の高憧四季選手だから、ここは素直に本命だ。相手には実績十分の②桜本あゆみ選手に、こちらも最近好調の④野田部宏子選手を絡めて、①―②④―②③④⑤の６点。これが狙い通り決まって、３連単①④②１１９０円をゲットした。配当は安くても、まずは的中ニンマリの好発進だ。

　勢いがついた12Ｒ優勝戦。インから①守屋美穂選手、②長嶋万記選手、③岩崎芳美選手、④川井萌選手、⑤鎌倉涼選手、⑥清埜翔子選手。さすがの好メンバーである。

　でも、冒頭の通り僕の目には萌ちゃんしか見えていない。黙って④―①―全の４点勝負。一番安い④①②でも82・３倍だ。まずはここを厚めに買って、お守り代わりに①―④―全の４点も押さえ程度に買っておこう。

　普通ならオッズの低い①―④―全を厚めに買うべきだろうが、僕の資金力ではこの組み合わせを多めに買ったところでたかが知れている。ならば元から高い配当の方を多めに買った方が夢はふくらむというわけだ。そして萌ちゃんならやってくれると、僕は信じてる！

　だが、やはり守屋選手はメチャクチャ強かった。川井選手が１周１マークで最内を鋭く差し込んだものの、守屋選手ははるか前方で一気の逃げ切り態勢。そのまま後続を突き放し、２節連続Ｖを決めたのだった。

　３連単①④②の配当は１０００円ちょうど。押さえておいてホッと一安心。まあ、儲かることはなかったけど、損もしなかったからトータルでは連敗ストップ。読者の皆さん、守屋選手の強さもさることながら、やっぱり川井選手は頼りになりますよ！

　ん、結局、萌ちゃん舟券が一番の正解か？　いやいや、また次回、新たな必勝法を探す旅の再開だ。　＝つづく

　（森永淳洋）