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コラム一覧へ戻る公開日
2025年07月03日
15:42
更新日
2025年07月03日
15:42
イチ押し ツヨカワ女子レーサー 山田理央選手(25歳) レーサーを志したのは中学生の頃の「試乗会」体験

©boatrace
イン戦の強さでA2キープ
常滑GⅡ第10回レディースオールスター(5月)で初出場を決めた山田理央選手(129期・香川支部)が初日の選手紹介で魅せた。
ファン投票「38位」で選ばれたことから定番のボディコンかと思いきや、白いスリット入りのドレス姿で「Miss38」のタスキをかけ、ばっちりメークを施して登場。初めは緊張のあまり言葉を詰まらせたが、深呼吸の後「私本気を出せばこんなに可愛くなれるA級なのに、なんでモンタ(同支部の門田栞=33位)より票が少ないの」と愛嬌たっぷりの笑顔で会場を沸かせた。
中学生のころ祖母から「運動神経がいいのでボートレーサーになったら」と勧められ、夏休みに香川県・丸亀ボートでペアボート試乗会に参加。操縦してくれたのが中村桃佳選手(114期)で、その時「自分も絶対選手になりたい」と思った。
高校(今治南高校)の時に125期を受験するも不合格。卒業後、今治看護専門学校に進学するも夢をあきらめきれず半年でやめ、再びボートレーサーに挑戦。
アルバイトをしながら受験対策をし、2度目の129期で見事合格した。
デビュー戦は2021年11月27日の丸亀4R。6コースから5着だったが、5走目には早くも3着と健闘した。
初勝利は108走目の翌年8月17日の丸亀7R。同レースには師匠の平高奈菜が6枠にいたが、しっかり枠番を主張し5コースからまくり差しを決めた。
その後は勝率も少しずつアップ。24年前期(23年5月~10月)は4・37。同後期(23年11月~24年4月)は4・48。24年には丸亀ボート選出のフレッシュルーキーに選ばれた。
次の25年前期(24年5月~10月)は5・50の勝率を残しA2に昇級。さらに前期(25年後期=24年11月~25年4月)は勝率5・77。2期連続A2と地力アップ著しい。
持ち味はスタート力(前期の平均タイミングはコンマ15)とターンスピード。その武器を生かしインコースは22走(過去半年間)し1着15回、2着2回の好成績を残す。
F休み(前期分)を消化し、7月は常滑(6~11日)と下関(17~20日)に参戦。今期はA1昇級と初優出、そして初優勝をめざす。