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みんなのボートレース学校㉖ ゴールデンレーサー賞のすごさと難しさ

第45回オールスターで優勝した中島選手(中央)

中島孝平選手が14人目の受賞

 福井支部所属の中島孝平(A1)が先日、ボートレース浜名湖で行われたGⅠ開設72周年記念「浜名湖賞」で優出、ボートレース振興会会長賞メダルを獲得した。

 これにより「ゴールデンレーサー賞」の認定基準のひとつである同メダル24個以上を保有するという条件を達成、史上14人目となる同賞が与えられた。

 ゴールデンレーサー賞は著しい功績を残したレーサーを称えるため2019年に創設された。

 今回、中島が達成した会長賞メダル24個以上保有のほかに、GRANDE5(クラシック・オールスター・メモリアル・ダービー・グランプリの5レース)優勝戦においてボートレース振興会会長賞の1着から3着までのメダルを3個以上獲得すること、さらにゴールデンレーサーとしての適切な品格を保ち、他の模範となっている者という3つの認定基準をクリアしなくては同賞を得ることはできない。それだけにこれまで名を連ねているのは白井英治(山口)、峰竜太(佐賀)、菊地孝平(静岡)、井口佳典(三重)、桐生順平(埼玉)、瓜生正義(福岡)、毒島誠(群馬)、平本真之(愛知)、茅原悠紀(岡山)、石野貴之(大阪)、馬場貴也(滋賀)、篠崎元志(福岡)、吉川元浩(兵庫)というボートレース界を牽引しているトップクラスの面々。この顔ぶれを見ても、まさに選ばれしレーサーのみがたどり着ける最高峰の称号といえるだろう。

 さらに現在、ボートレース振興会が表彰の対象としている記録に「24場制覇」がある。これはその名の通り国内にある24カ所のボートレース場で優勝した実績を持つレーサーに対してその栄誉を称えようというものだ。これまでに31人が達成している。

 ところで、この2つの達成者の一覧を眺めていると意外な事実に気がつく。

 2位以下を大きく引き離す生涯獲得賞金額41億円超を誇る艇界の第一人者・松井繁(大阪)の名前がどちらにも見当たらないのである。

 ゴールデンレーサーの条件である24個以上のメダル保有に関して、松井は39個と余裕でクリアしている。しかし、GRANDE5優勝戦でのメダルが1個足りないのだ。ただ、自他ともに認める「絶対王者」の松井である。近い将来ケリをつけてくれるはずだ。

 そして、24場制覇についていえば、こちらもあと1場、江戸川を残すのみとなっている。ところが、松井にとって江戸川はもともと苦手な鬼門ともいえるレース場であり、97年以降参戦はわずか2節のみ。出場さえめったにないのだから、こちらは意外と達成が難しいかもしれない。