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コラム一覧へ戻る公開日
2025年12月25日
11:04
更新日
2025年12月25日
11:04
暮れの「クィーンズクライマックス」はここに注目 波乱起こすなら初出場の20代コンビ
戦績上位は遠藤、平高、平山、守屋。大村ボートはイン有利だが…
2025年を締めくくるのが「プレミアムGⅠ第14回クイーンズクライマックス」。女子の賞金上位12人が長崎県大村ボートで女子レース最高のV賞金1700万円をかけて争う。28日に開幕し優勝戦は31日。大晦日決戦はファン必見だ。
初日(28 日)トライアル2レースのメンバーは別表の通り。
内から賞金上位順に組まれ、11R1号艇は賞金2位の守屋美穂。同12Rは賞金トップの遠藤エミが入った。インが強い大村を考えるとともに逃げる公算が大。しかし2日目(29日)と3日目(30日)の枠番は抽選。優出、さらに優勝を飾るためには運も必要となる。
総合力で圧倒するのはディフェンディングチャンピオンの遠藤。当地第6回大会(17年)も制し、他にも同大会は7優出と抜群の戦績だ。第9回大会(浜名湖=20年)Vの他に5優出の平高奈菜、第2回大会(芦屋=13年)覇者の平山智加は他に6優出と勝負強さには定評がある。
他にも同大会7優出の守屋美穂、第4回大会(福岡=15年)Vの川野芽唯、第12回大会(多摩川=23年)Vの浜田亜理沙、今年5Vの渡辺優美、浜名湖第39回レディースチャンピオンを制した鎌倉涼と、まさに女子の一線級がズラリ。豪華メンバーがそろった。
高憧選手(©boatrace)
今年、覚醒した高憧選手。能力はズバ抜けている
12人の中で注目したいのは初出場を決めた高憧四季(26歳・大阪・124期)と実森美祐(29歳・広島・119期)だ。
今年覚醒したのがデビュー7年目の高憧。3月までは優出漏れが続いたが、4月の鳴門で優出2着後はコンスタントに優出を重ね、特に終盤の10月は戸田優出2着、住之江で優勝を飾り、前期(5~10月)は自己最高となる7・33の勝率をマークした。
期が変わってからも勢いは衰えず、多摩川優出2着、三国でも優勝を飾り、一気に賞金を積み上げた。
今年はFを切らず休みがなかったのに加え、1着は昨年1年間の46回を大幅に上回る94回(11月末現在)。
2着も50回に増やしたのも賞金アップの大きな要因だろう。
「福岡GⅡ第12回レディースチャレンジCもそうだったが、GⅡやGⅠでは予選敗退が続いている。果敢な攻めが裏目に出る場面も多い。ただ、能力はズバ抜けて高いだけに、経験を積んで、そろそろトップ選手と競って勝つコツをつかんだのでは」(関係者)
勢いのある今なら、でっかい仕事をやり遂げるかもしれない。
実森選手
今年3V の実森選手。一皮むけ、3年前の悔しさ晴らすか
一方、実森はデビュー10年目で念願をかなえた。ギリギリ12番目での出場だけに喜びもひとしおだ。
実は3年前の22年にGⅠVのチャンスがあった。丸亀第36回レディースチャンピオンで優出。絶好の1号艇に組まれるも痛恨のF。
しかもコンマ06のスリットオーバーは相当ショックだったようで、立ち直るまでにはかなりの時間を要した。
A1からも落ち4期A2を続けたが、A1に返り咲いた今年は1月の児島で優勝の好スタート。2月の徳山GⅠ中国地区選手権でも男子の強豪相手に見事優出(6着)。
その後も浜名湖GⅠ第1回スピードクイーンメモリアル、常滑GⅡ第10回レディースオールスター、丸亀SG第52回オールスター、浜名湖GⅠ第39回レディースチャンピオン、宮島GⅠ第12回ヤングダービーと賞金の高いレースに参戦。優出こそならなかったが、存在感をアピールした。
また7月からは女子レースと一般戦で6優出2Vの活躍で順調に賞金を稼いだ。
「それまで優勝は1回だったが、今年だけで3V。完全に一皮むけた。精神面に加え、技量も格段にアップしている今なら、3年前の悔しさを晴らして不思議じゃない」(スポーツ紙デスク)
女子レーサー屈指のスタート力を武器に、こちらも波乱の立役者となりそうだ。