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スピードクィーンメモリアル 注目の若手2人

©boatrace

小芦るり華選手 調子上昇中の今ならチャンス


 鳴門ボートで開催中のプレミアムGⅠが「スピードクイーンメモリアル」(V賞金1300万円)。昨年の賞金王・遠藤エミ、昨年GⅠ2V(浜名湖第39回レディースチャンピオン、大村第14回クイーンズクライマックス)の鎌倉涼、前年覇者の平高奈菜、昨年V5の渡辺優美に加え、守屋美穂、浜田亜理沙、西橋奈未、田口節子、川野芽唯、平山智加、小野生奈、細川裕子ら一線級が集結した。その強豪に敢然と挑む20代の2人に注目!


 唐津ボートからの推薦で参戦するのが小芦るり華。佐賀支部は峰竜太を筆頭に深川真二、宮地元輝、定松勇樹、末永和也ら強豪がズラリだが、女子はわずか5人の小世帯だ。

 佐賀商時代、フェンシングで団体戦全国3位となり、スポーツ推薦で受験すると一発合格。高校2年で中退し養成所に入り、2016年3月に卒業した。

 驚くのはスタートの速さ。デビュー当時から0台のトップスタートを連発し「怖いもの知らず」と注目されたが、そう甘くはなかった。デビュー期からフライングに泣き、半年間の出場停止も。復帰後は逆にスタートが慎重になり、勝てない日々が続いたものだ。

 しかし、素質はバツグン。師匠・宮地元輝の指導もあり、着実に成長。22年には丸亀第36回レディースチャンピオンでGⅠ初出場。23年後期(22年11月~23年4月)にはA1に昇級。23年1月の徳山では初優勝を飾っている。

 これで波に乗るかと思われたが、次の24年前期(23年5~10月)と、24年後期(23年11月~24年4月)で連続F2。B2に逆戻りだ。

 並の選手なら落ち込むところだが、逆境をバネに進化を遂げてきたのが小芦。25年後期(24年11月~25年4月)はA2。そして前期(25年5~10月)はスタート事故もなく6・37の勝率でA1復帰を決めた。年頭の唐津で優出5着、続く丸亀も同5着。今期(25年11月~)の勝率は7点に迫る。安定感と力強さが増し、上昇気流に乗る今の勢いならGⅠ初優出も十分だ。

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川井萌選手 大ケガから復帰、リベンジの燃える

 津ボートで最速タイムを叩き出しての出場は川井萌。

 川井といえば、昨年7月の大ケガの影響だろう。

 7月7日の唐津ヴィーナスシリーズ初日8R。3番手を航走するも2Mで振り込み落水。後続艇とも接触し、左上腕骨を骨折する重傷を負った。

 ケガは想像以上に長引き、手術2回とリハビリで年内を全休し回復に努めてきた。

 本人もファンも待ちに待った復帰戦は今年1月末の浜名湖オール女子戦。半年ぶりの実戦に「不安もあった」と語ったが、4戦目の2月1日5Rで2コースから差しを決め復帰初勝利。「レースは楽しい」と笑顔を振りまいた。これで波に乗り5、6戦目を連勝。見事優出(4着)し、能力の高さを証明した。

 G1戦もSG戦も勝利経験がある川井。さて連続出場となる今度のPG1はどうだろうか。

 第1回大会は、地元の浜名湖ということもあり気合は人一倍。初戦の1着で波に乗り得点率2位で予選を突破。準優も難なく逃げ優出を決めた。

 優勝戦は2号艇。

 スタートで多少遅れたものの持ち前のスピードを生かし1M、2M、2周1Mとツケマイで攻め2番手に浮上。

 次の2周2Mは体勢を崩し転覆したが、持ち味は存分に発揮。相性のいいレースのはずだ。

 調子も上がっており、悔しい思いをした昨年のリベンジに全力で臨む。