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若手女子レーサー〝有望株〟を探せ‼ 松田真実選手(愛知支部) ナンバーワンの練習量で〝劣等生〟返上

松田真実選手(©boatrace)

勝率4点台。人気に追いついた

 ボートレース養成所時代の長尾萌加(133期・25歳)はピカピカのB1。これに対し松田真実(131期・24歳)は落ちこぼれのB2。好対照の2人だが、初優出を決めたのは同じレース(昨年12月の蒲郡オール女子戦)。ともにA級昇級へ日々精進を続けている。


 松田の養成所時代のリーグ戦勝率は1・77。25人(女子6人)の中で断然の最下位。「この成績でよく卒業できた」との評価がある。「もうやめようか」と思った時もあったはずだが、最後まであきらめず訓練に耐え抜いた頑張り屋だ。

 ボートレーサーを目指したのは、幼いころから元ボートレーサーの祖父(爾見照雄=5期)に連れられてレースを観戦していたことが大きく影響している。

 高校卒業後に岡崎市立看護専門学校に入学するも、レーサーへの夢を捨てきれず131期に応募すると一発で合格。看護学校は半年で中退し養成所へ。

 1年後の22年11月24日の蒲郡2Rでデビューしたが、なかなか勝てず、23年も未勝利。24年7月の多摩川からはアウト戦を卒業し、枠番通りの進入に戦法を変更した。

 師匠の大須賀友(103期)にアドバイスを受けながら猛練習。休みの日は「昼は常滑、夜はナイターの蒲郡」へ出かけ旋回力向上に汗を流した。

 その成果が実を結び、9月1日の常滑1Rでインからコンマ14のトップスタートを決め逃げ切り。同期では一番遅い208走目で待望の初勝利を飾った。 

 これで精神的重圧からも解放。4期連続1点台の勝率だったが、25年後期(24年11月~25年4月)は3・60で初のB1へ昇級。25年12月の蒲郡で初優出。6着に敗れたものの、大きな自信につながったのは間違いない。

 かわいいルックスに加え、実力もアップしたことで人気も急上昇。5月の丸亀GⅡレディースオールスターのファン投票では9291票を集めていたが、選考期間内の事故率が0・40を超えた(松田は0・42)ことで除外。悔しかったはず。

 前期(25年11月~26年4月)の勝率は4・14。デビュー5年目にして初の4点台をマーク。A1の井上遥妃は別格として、同期の女子の仲間とようやく肩を並べることができた。決してあきらめない根性と、「ボートレーサーの中で一番練習していると思う」という努力でさらに上を目指す。