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みんなのボートレース学校㉜ ボートのモーター燃料変更、影響は?

握りっぱなしでターンしないと伸びない?

「反応がワンテンポ遅い」「スタートが難しくなった」「出足がよくない」の声も

 ボートの燃料がこれまでと変わっていることをご存じか。これはカーボンニュートラル対応の一環で、競技用モーター燃料をレギュラーガソリンから、地球環境に配慮したエタノール30%を配合したガソリン「E30ガソリン」に変更するもの。今年4月の浜名湖を皮切りに各ボートレース場のモーター入れ替えに合わせて順次導入を開始している。

 ボートレース振興会によると「E30ガソリン」を使用することによって従来のレギュラーガソリンと比較し、12~15%のCO2排出量の削減が見込まれるという。

 地球環境に配慮するのはもちろんいいことだが、ファンにとって気になるのは、今回の燃料の変更は舟券作戦に影響があるのか、ないのか。

 結論からいうと「ある」と考えるべきだ。

 すでに導入されたボートレース場で実際に新燃料を体験した選手からはこんな声が出ている。

「今までの燃料に比べたら反応がワンテンポ遅いような感じがする。レバーを放ってもう1回握っても握った瞬間にすぐに出ていかないから置いていかれちゃうことがあるんだよ。それに、スタートの感覚もずれるから、うまく合わせていかないとフライングを切っちゃうことになりかねない。だから、その反応のタイミングを覚えるまではちょっと苦労するんじゃないかな」

 ボートレース平和島では7月2日から開催された「第2回アサヒビールカップ~平和島マスターズ~」で新燃料を使用したレースが行われた。30年以上レースを見ているという目の肥えたベテラン予想屋が指摘する。

「新しい燃料は明らかに出足が良くないなあ。1マークは握りっぱなしでいかないと、回った後に伸びてこないよ。あと、普通はチルトを3度に上げて全速で行ったら2艇身は違ってくるけど、新燃料だと全速でも1艇身しか伸びない。だとしたら危険を冒してまで3度にする必要がなくなるからね。選手の戦術が違ってくれば、お客さんの舟券の買い方も当然変わってくる。選手が新燃料に慣れてくるまで舟券の購入にはちょっと慎重になったほうがいいかもね」

 それぞれのレース場のモーター入れ替えを確認し、新燃料に変更された場での舟券作戦はこれまで以上に細心の注意を!