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若手女子レーサー 〝有望株〟を探せ‼ 羽田妃希選手(愛知支部) レーサーになったきっかけは元中日の岩瀬投手

羽田妃希選手(©boatrace)

課題はスタート力の向上

 デビュー直後にケガで8カ月の空白があった羽田妃希。同期の嶋田よりは早く初勝利をつかんだものの、このところ伸び悩みが目立つ。課題は見えている。


 羽田は名古屋市の中高一貫で有名な私立椙山女学園高校3年の時に、父親の知人で元中日ドラゴンズの守護神・岩瀬仁紀氏にボートレーサーを勧められたのがきっかけでこの道を目指した。

 大学の推薦を蹴って入試に挑み見事一発で合格。高校を卒業するとすぐにボートレース養成所へ。

 22年5月19日の常滑2Rでデビュー。順調かに見えたが、思わぬ落とし穴が待っていた。

 同年8月下旬の大村に出走していた時、試運転中に急に膝が動かなくなり途中帰郷。原因は半月板損傷で、注射とリハビリで治ると思っていたが、回復せず手術を決断した。約8カ月間レースを離れ治療に専念。23年5月の浜名湖で復帰したが、なかなか勝つことができずその年は2着が最高の成績だった。

 そして、ついにその日が訪れた。24年4月10日の浜名湖9R。5コースからコンマ08のトップスタートを決めてマクリ差し。147走目で念願の初勝利を飾った。

 師匠は河村了(95期)。プロペラ調整や、レースの走り方など技術面で指導を受け、腕を磨いている。さらに元愛知支部の原田幸哉(現在は長崎支部=76期)からは支部が違うのでなかなか会うことはできないが、精神的なアドバイスをLINEなどで受けているのも励みとなっている。

 24年6月の住之江から枠番を主張。前期は4点には届かなかったが、自己最高の3・96の勝率を残した。今期はさらに上を目指しているが、ここまで42走し勝率は3・33と伸び悩んでいる。成績が上がらない要因はスタート。

 デビューから前期までF6本が影響しているのか、今期トップスタートを決めたのはわずか2回。平均タイミングはコンマ22で、平均スタート順位は5・0(6人中5番目)とスリットでは常に後手に回っている。これでは内に入ると叩かれ、外でも展開をつくるのが難しい。とにかくスタート力の向上が一番の課題だろう。