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若手女子レーサー〝有望株〟を探せ‼ 樋江井舞選手(25) 持ち前のスタート力生かせばさらに成長

樋江井舞選手(©boatrace)

父親の背中追いかけ、大学3年で再受験

 石原凪紗選手と同じく、愛知支部期待のB1選手が樋江井舞選手(134期)だ。着実に地力はアップしているが、まだ生かし切っていない〝才能〟がある。


 オールドファンなら樋江井という珍しい名字でピンとくるだろう。舞は元ボートレーサー樋江井慎祐(2024年8月に引退)の長女だ。

 高校3年の時にボートレーサー養成所を受験するも2次試験で不合格。その後大学(椙山女学園大学)に進学したものの、レーサーへの夢をあきらめきれず3年の時に再挑戦。父からも「もう一度やり切れ」と後押しされ、2度目の受験で難関を突破した。

 23年4月ボートレーサー養成所に入所。式典では樋江井が訓練生52人(女子14人)を代表し誓いの言葉を述べた。

 1年間の訓練に耐え24年3月に卒業。5月25日の蒲郡2Rで晴れてプロデビューを果たした。

 そして160走目の25年3月22日の戸田7Rで5コースからまくり差しを決め初勝利を飾った。

 わずか1期でB2を抜け出しB1へ。師匠は持たず父からアドバイスを受けている。本人の努力は当然だが、レーサーとしての素質もあったのだろう。成績を確実に上げている。

 今期からは枠番を主張し、7月の桐生で初優出を決め2着と好走したのも大きな自信となっている。

 際立つのはデビュー以来480走(9月11日現在)しているにもかかわらずFを切っていない点だ。スタートが遅いのかと思われるが、決してそうではなく、前々期(25年5~10月)は平均タイミングがコンマ18。前期は同16。

 そして今期も同16と踏み込みは果敢。1着(7回)と2着(12回)を大幅に増やし、勝率も初の4点台に乗せている。ただインでは10戦し1着1回、2着2回と持ち前のスタート力が全く生かせていない。ここで稼げれば勝率は大幅にアップするはずだ。