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若手女子レーサー 〝有望株〟を探せ‼ 樫葉新心選手(22歳) 母親・岩崎芳美のレースを見て「かっこいい!」と決断

樫葉新心選手(©boatrace)

「楽しいからやってみたら」と後押し

 デビュー3年が経過した133期生。今期7点に迫る勝率を残し来期A1昇級を確実にしている安河内鈴之介を筆頭に渋川夏、佐藤永梧らもルーキーシリーズで勝率を伸ばす。女子レーサーにも有望株は多く、樫葉新心(徳島支部)選手もその一人だ。


 父は樫葉次郎(78期)。母はGⅠ第15回徳山レディースチャンピオン(02年)覇者の岩崎芳美(71期・A2)。父は今年の5月に30年間の選手生活にピリオドを打ったが、母は健在。レディースオールスター開会式の選手紹介では「岩崎工務店」の社長として登場。作業服姿でヒゲを付け、サングラスをかけヘルメット姿は定番となっている。今年は「スナックよしみ」のママとしてチャイナ服で会場を盛り上げた。パフォーマンスに関しては女子レーサーでナンバーワンだろう。

 そんな楽しい家族の中で育った樫葉だが、小学生の頃は「レースになると母はいないし、ケガも怖い」ため、ボートレースに対しいいイメージはなかった。

 ただ成長するにつれ気持ちが変わってきた。高校(徳島市立高校)1年の冬に進路を考えていた時に母のレースを観戦し、「カッコいい」と思った。

 これを境にボートレースに興味が湧き、母に相談すると「楽しいからやってみたら」と後押し。2年の時にボートレース養成所の試験を受けるも残念ながら不合格。その後、父から受験対策のサポートを受け、翌年に再チャレンジし見事合格を決めた。

 22年10月に養成所に入所し、23年9月に卒業。同年11月6日の鳴門5Rでデビューした。

 なかなか勝てない日々が続いたが、286走目の25年4月9日鳴門1Rで、3コースからまくりを決め待望の水神祭を飾った。

 デビュー1期でB1に昇級。勝ち星も順調に増やし、勝率も2点台から3点台へと上げ4期連続B1。師匠は持たず、両親や先輩たちからアドバイスを受けて成長している。

「母に追いつけ、追い越せ」を胸に秘め、さらなる成績アップを目指し臨んだ今期(5月1日~10月10日)だったが、デビュー以来初めてF(6月12日福岡5R)を切ってしまったのは誤算。これが足かせとなり、その後はスタートが行けず、勝率は2点台に逆戻りだ。

 消化不良のシーズンとなったが、気持ちを切り替えて来期に挑む。