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コラム一覧へ戻る公開日
2023年12月18日
07:00
更新日
2023年11月27日
19:55
ボートレース三国(前編)グランプリ出場を決める注目のSGチャレンジカップ
静水面だが、風が微妙に影響
住之江開催のSGグランプリ出場が決まる最終決戦、SGチャレンジカップが11月21日からボートレース三国で開催された。グランプリに出場できるのは獲得賞金上位18位まで、グランプリシリーズ戦には19~60位の選手が出場する。上位陣にとってはこの水面をどう攻略して賞金を上積みするか。今年一番の注目SGだった。
ボートレース場は全国に24場。三国ボートは北陸の唯一のレース場である。東京から出かける場合、北陸新幹線利用なら金沢駅下車、そこから特急で芦原温泉駅で降りる。東京-金沢は最短で約2時間半、芦原温泉駅まで特急に乗れば三十数分。それが来春には北陸新幹線が敦賀まで開通し、芦原温泉駅も止まる新幹線を利用すれば、乗車時間はかなり短縮される。
旅打ち気分なら、金沢駅からJRを利用し、各駅停車で芦原温泉駅まで日本海沿いを16駅、1時間超の鉄道の旅もいい。芦原温泉駅からはタクシーなら15分程度の距離だ。
もっとも記者は、金沢を回ってから、三国ボートへ車を走らせた。距離はおよそ60キロ、有料道路利用で1時間ちょっとである。
三国ボートはバックに海が見えているのかと思っていたら、周囲が小高い丘や木立に囲まれた淡水の静水面だった。入り口を入ると出迎えてくれたのは赤いオブジェのカニ坊。さすが越前ガニの本場である。スタンドは正面の1号館、1マーク側の2号館に分かれており、2号館3階に指定席がある。1号館には特別観覧席、レディースシートなど。1号館の一般席は布張りの椅子で座り心地がいい。
9月12日、開設70周年記念、GⅠ北陸艇王決戦4日目。海風なのかホームに吹く風は追い風になったり、向かい風になったり、時にバックからホームにかけての横風もあった。それもかなりの強風だ。
グランプリ出場が決まるチャレンジカップはトップレーサーが集結する大会だが、GⅠ北陸艇王決戦を走った選手も多数参戦する。優勝した磯部誠をはじめ馬場貴也、平本真之、白井英治、今垣光太郎、片岡雅裕、篠崎元志ら。
獲得賞金上位が5000万円以上ながら、選出除外は石野貴之、深谷知博、重成一人、赤岩善生、石渡鉄兵、井口佳典らがいるので、気をつけたい。(つづく)