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コラム一覧へ戻る公開日
2024年01月29日
20:07
更新日
2024年02月01日
13:57
文化放送アナウンサー 髙橋将市さん それまでは悔しさから破っていたハズレ舟券が破れなくなりました

養成所の一泊体験で知ったレーサーの過酷さとすごさ
ボートレーサーをより一層リスペクトするようになった出来事があります。2012年の1月、番組の企画で福岡県柳川市にあるボートレーサー養成所に1泊2日で体験入学したことがあるんです。厳しいところだと聞いていましたが、やはり厳しかった。朝も6時ちょうどに起きたらすぐに着替えて中庭に集合しなければならず、当日はナント、雪が降る中、Tシャツ姿で乾布摩擦。食事もおいしいメニューが出るのに、人によっては体重制限で野菜だけ、スープだけの人もいる。訓練では実際にボートに乗るだけでなく、モーターを一度分解してから制限時間内に組み立てるといった実技も行う。
なんといっても、ボートに乗せてもらった体験は忘れられません。
実際のカッパを着て、教官が操縦する2人乗りのボートに乗らせていただいたのですが、ターンマークで旋回するときにあまりの遠心力で放り出されそうになり、必死で船にしがみつきました。物凄いスピードで走っているので水面の衝撃もすごく、波を越えるときにボンッボンッ! と硬い衝撃が来ます。あまりの過酷さに、本当に選手は凄いなと思いました。以前は外れた悔しさから外れ舟券は破っていたのですが、それからは選手はこれだけ頑張ってやっているのだからと、舟券を破るのはやめました。
もともと、私はプロレスの実況をやりたくてこの業界に入りました。命を懸けて戦うプロレスラーを尊敬しているのですが、それと同じように、命を懸けて戦うボートレーサーをとても尊敬しています。

髙橋アナおすすめのバーガー&ポテトのセット
スタッフと「ああでもないこうでもない」と予想し合っているときが一番楽しい
舟券の買い方は、どうしても当てたいという思いがあるので基本的に本命党です。ですが、荒れることを予想し舟券をいろいろ買い足しているうちに、結局トリガミになってしまうことが多いです。でも、やっぱりボートレースは予想している時が一番楽しい。大きなレースの時などは、スタッフのみんなで予想をするんです。放送の前日の夜に、ご飯を食べたりお酒を飲んだりしながら、みんなで「ああでもないこうでもない」と話している時がめちゃくちゃ楽しい。番組の打ち合わせとは別に、こういった時間を純粋にボートレースファンとして楽しんでいます。
もちろん、ボートレースグルメも大好きです。イチ押しはボートレース大村の佐世保バーガーのフライドポテトです! なんといってもめちゃくちゃデカい! 皮付きか皮なしか選べるのですが、カリカリ好きの私は断然皮なし派です。Lサイズのカップに大きなポテトがゴロゴロ入っていて、物凄いボリュームです。ボートレース大村は空港から近いのでぜひお越しになって、佐世保バーガーとポテトのセットをお楽しみください。
私にとって、ボートレースは活力です。損得勘定なしで楽しめます。たとえ負けても、いいレースを見られればそれは観戦料です。皆さんもぜひ、ボートレースを楽しんでみてください。その際は文化放送のボートレース中継をお聴きいただいて、レースの熱気を感じていただきたいです!
また、毎週金曜日の午後6時から「THE競馬マイスター ミスターまさいち」という競馬の番組も担当中です。週末のレースに有益な情報をお届けしますので、こちらも併せてよろしくお願いします!
(この項おわり)