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ボートレース丸亀(前編) 地元ファンも手を焼く潮位と風の影響

絶景の丸亀城

周年「京極賞」の由来は丸亀城

 中国、四国の瀬戸内にはボートレースが6場ある。中国には児島、宮島、徳山、下関の4場、四国に丸亀と鳴門の2場。

 いずれも水面は海水を利用している。海水のプール型の下関を除けば満潮、干潮の影響を受けることになる。しかも、海がそばにあるから風の影響も大きい。潮位、風は実際に現地に足を運ばないとわからないし、地元のファンでも長年通って熟知しないとわからないのではないだろうか。その意味でもボートファンには一度は現地に出かけてほしいと思う。

 丸亀は通年ナイター開催で通称は「ブルーナイター」。ちなみに、隣の徳島県にある鳴門は通年モーニングで開催されている。同日に開催されている場合、8時15分に始まって14時過ぎまでの鳴門が終了すると15時から丸亀がスタートする。さらに瀬戸内海を渡った児島はデイ開催とすみ分けされ、2月末までは3場のスタンプラリーが行われている。11月30日から12月5日まで鳴門の周年のGⅠ大渦大賞が行われ、12月10日からは丸亀でGⅠ京極賞が開催される。

 出かけたのは2023年11月17日の一般戦、7日間開催の5日目。丸亀には東京からは新幹線を岡山駅で降りて、丸亀まで瀬戸大橋を渡る特急で40分程度。飛行機を利用した乗り継ぎよりもこちらがオススメだ。例えば高知行きの「南風」なら、次の駅は風光明媚で知られる児島ボートのある児島駅だ。

 丸亀駅からボート場までは無料バスかタクシーで。タクシーなら5分程度、約2キロの距離。その前に、駅から歩くこともできる丸亀城に足を運んでみる。

 丸亀城は今年、タレントの田村淳が名誉大使に就任して話題になった。築城は1600年前後、同年代半ばから明治になるまで居城とした京極氏の城として知られる。丸亀ボートの周年が京極賞なのはこれが由来だ。



気前よくセットで満腹

名物の骨付き鳥にうどんで空腹満たし、いざ出陣!

丸亀城は今年、タレントの田村淳が名誉大使に就任して話題になった。築城は1600年前後、同年代半ばから明治になるまで居城とした京極氏の城として知られる。丸亀ボートの周年が京極賞なのはこれが由来だ。

丸亀城は天守と大手門が当時のまま残されている平山城で、天守までの高さは66メートルもある。そこに至る野面積みの絶壁のような石垣はビックリの眺めだ。天守までは急な上り坂が数百メートル続く。足腰に自信がある人でも間違いなく息が切れる。だが、天守から見る丸亀のパノラマは絶景だった! 足取りも軽やか(?)なレース前に行くのがいいかも。

丸亀ボートに着いて事務所に挨拶後は場内を歩いて施設などをチェック。ボートレース場に出かける際は極力食べずに出かけるため、つねに腹ペコ。真っ先に飲食店を巡る。丸亀はスタンド1階の右横の大きなフードコートに「宝来」「讃岐B級グルメ568」「ターンマーク」の3店がある。名物は何はなくてもうどんと骨付き鳥。骨付き鳥は3店で売っていた。

ちなみに、丸亀製麺は讃岐うどん専門店を兵庫に出店したのが始まりの東京の会社だ。

この日は、前祝いで気前よく「568」の骨付鳥950円と肉ぶっかけうどん600円(写真)、全国コロッケコンクールで最優秀賞を受賞した肉まんコロッケ270円をオーダー。同行した連れは「宝来」の骨付どり850円、ホルモンうどん焼き550円を頼んで、まずは空腹を満たした。

さあ、いざ出陣!

=つづく

(峯田淳)