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ボートレース丸亀(後半) 風と潮の関係が評判通り読みにくく、悪戦苦闘

風を読んだマクリが決まった前半戦。後半は一転、逃げの決着

 1年通してナイター開催の丸亀ボート。どう攻略したらいいのか。さすらいの旅打ちは悩む。 

 丸亀の水面は1マークがスタンド側への振りが大きく、バック側が広い印象。海水なので、場内では潮位が表示され、日によって干潮と満潮の時間がかなり変わる。冬場は強い向かい風が吹くようで、出かけた2023年11月17日もスタート地点は強い向かい風、風速は5、6メートル。干潮で向かい風の場合、マクリが決まり、満潮水面の場合は差しが増えるという。この日の満潮は20時過ぎ、11R前後。後半にかけては差しが決まる局面になるはずだが。

 舟券は4Rから。4Rは逃げ、5Rはマクリ差し、6Rはマクリが決まり、3連単はこの日の最高配当3万720円になった。まだ満潮には時間がある中で5Rは⑥号艇、6Rは④号艇が風を読んだのか、好スタートを切って鮮やかに1マークを先頭で駆け抜けた。

 7Rからの後半は状況が変わって、イン有利の流れになった。7R、8R、9Rは勝率上位のA級選手の順当勝ち、10Rは差しが決まり、11Rは②号艇が意表を突く前付けに出て、インは②①の並びのスタートに。結局②の逃げが決まって11Rと12Rも逃げの決まり手になり、後半6Rは逃げの決着になった。

 的中は3連単770円の7R、同1330円の9Rとイマイチの戦績。

 瀬戸内の海水面のレース場は潮位や風向きは舟券の検討材料として重要な要素になることがよくわかった。


瀬戸内名物のサワラにアンコウ、カツオの塩タタキも

丸亀には休憩スペースもある。1階スタンドのカフェテリアだ。ここでソフトドリンクを飲みながら(もちろんアルコールもある)スナック(例えばキャラメル味のまるかふぇポップコーン)で一息入れるのもいい。

 地元のファンはほとんどが車で来場する。家族向けにはコミュニティーパーク「Gruun」、ボートキッズパーク「Mooovi」も。

 さてレース終了後。丸亀ボートの周辺に飲食施設などは見当たらない。宿泊は目の前にあるオークラホテル丸亀で、ここで周辺のお店を紹介してもらう。ナイター開催なので、23時前後まで開いている店は限られる。その中からタクシーで15分前後、丸亀漁港直送の魚介類を食べさせてくれる居酒屋「浜街道」へ。

 入り口すぐに大きないけすがあり、小雨だというのに、グループ、ファミリーなど地元客で大賑わいだった。

 瀬戸内名物のサワラやアンコウ、カツオの塩タタキ、つぶ貝にお寿司を少々、日本酒は山口の辛めの日本酒「雁木」。瀬戸内情緒を味わうことができた一夜になった。 (峯田淳)