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ボートレースからつ 後編 風向き、風速と格闘して3連チャンでゲットー!

結果は風速次第

洋食メニューが日本一のレース場

ボートレースからつ 

 出かけたのは2023年10月29日。4日制の一般開催、最終日。モーニング開催だ。蒲郡ではボートレースダービーが行われていた。

 この日はロイヤルルームでの観戦。先にポテトサラダパン、サラダ、スープ、ヨーグルトの洋食のモーニングセットをお願いした。ランチのメニューは洋食、和食、定食&一品などから選ぶことができる。600円の補助券もあるので奮発して洋食の中でオムライス13種類から一番高いプレミアムビーフシチュー(1780円)。ボートだけでなく、全国87公営競技場の中で洋食メニューはここがもっとも充実している。オムライスは唐津に限る。

 水面は虹の松原の海岸線が近く、唐津湾がすぐの場所だが、淡水の静水面だ。右手に見える小高い台形は鏡山だ。

 資料には年間を通じて追い風の日が多く、追い風、向かい風とも3~4メートル以内の場合、インが有利とある。強めの追い風だと差しが決まる。この日は後半にかけて、強めの追い風も吹き始め、差しやアウト勢の出番かもしれない。

 4Rまでは向かい風、5Rは無風でここまではすべて1着①。しかし、6Rから追い風が強くなり、インの強い流れが変わり、レースが面白くなってきた。6Rは②の差し、7Rは⑤のマクリ差し、8Rは④のマクリ。この時点で追い風4メートル。だが、そう簡単にはコース特性を把握できず、あえなく3連敗。そして、9Rからは追い風が5メートルになった。


名物・呼子のイカの活き造り

レース終わって観光。仕上げは呼子のイカ

 6R、7R、8Rとインが3連敗、追い風が強いから、流れはこのまま4連敗か……。だが、4連続でインが負けるようなケースはあまり見かけない。ここはグッと我慢して逆張りで①から。2着3着②③⑤のフォーメーション6点。結果は①⑤③1340円。よし、ゲットー。

 続く10Rも我慢の子で1着①、2着3着②③⑤。結果は①⑤②で3250円ゲットー。11Rは逆にイン劣勢とみて②③④の頭から幅広く買う。④①②6560円をゲット。どうだ!

 最終12R、優勝戦はオール3連対で勝ち上がったシリーズリーダーの田村隆信で仕方がないレース。そこで、田村と若い女子レーサーの小芦るり華の積極性に賭けた。だが、チルトを0・5に上げた④藤原啓史朗がマクリ、それを差した⑤森定晃史が1着。3連単⑤④①1万3610円。強めの追い風に乗った⑤号艇が優勝を飾った。

 レースが終わって虹の松原を歩き、唐津城にも登った。唐津はコンパクトにまとまった街だった。

 最後は呼子のイカである。モーニング開催なので、夜の飲食店が開くには時間がある。駅前の唐津焼を売っているセンターで時間をつぶし、小皿のワンセットを購入してから、京町通りにある「晄」という居酒屋に入った。入り口横にはいけすがあった。イカの生け造りを肴に唐津の地酒を。長皿にキレイに盛り付けられたイカが見るからにうまそう。頭やゲソ、エンペラが波を打って動いている。その塩焼きも絶品だった。 (峯田淳)