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ビギナーのエンジョイボート挑戦記② ①を頭に買い続けたら、ついき来た! 3連勝だ

水面を凝視する筆者

バットを短く持ってのミート打法が成功

 ボートレースはとにかく1号艇が強い。

 ファンの間では常識中の常識であり、それはデータからも明らかだ。

 昨年5月1日~10月31日の集計によると、1号艇の勝率はなんと全国平均でも54・5%。2着率17・4%、3着率8・9%も合わせれば、実に8割の確率で舟券に絡むという計算になる。

 大ざっぱに言っても、2回に1回は1号艇が勝つ。こんな不公平な競技があっていいのか! いや、いいんです。舟券を買うファンの立場としてみれば、こんな大ヒントがあるギャンブルなんて他にない。「どうぞガッポリ儲けてください」と主催者が言っているようなものである。ならば儲けさせていただきましょう!

 3月10日ボートレース江戸川「日刊ゲンダイ杯」の第5R、3連単①②③で初的中を決めた僕はその後も①を頭に舟券を買い続けた。

 ところが、第6、7Rは①が飛んで連続で万舟券となったものだから一瞬、「俺も一発……」と心がグラリ。でも、初心者がそんな高配当を狙って取れるわけがないと、8Rをいったんスルーして深呼吸。一獲千金に惑わされず、バットを短く持ってのミート打法を継続だ。

 そして、ついに来た! 勝負再開の9R①③⑥1060円、10R①⑥④1040円、11R①②⑥1580円と、3レース連続で3連単が的中したのだ。やった!

 競馬でも競輪でもそうだけど、予想が当たることは何よりも楽しい。配当が安かった分、実際には大きく儲かってはいないのだが、気分はフィーバー、確変大突入なのである。

 結局、最終12Rは①が3着でハズレ、トータルではちょっぴりマイナス。でも合計9レース勝負して半分近い4レースも当たってしまった。この二十数年、毎週買い続けている馬券でもこんな的中率は今まであったか(いや、ない)。しかも初めてのボートレースで、だ。

 いやあ、楽しかった。噂以上に1号艇が強くて的中しやすいから、次のレースも当たるんじゃないかと、どんどんのめり込んでしまう。

 そして、当たりやすいということはお小遣いも増えやすい、ということになりませんか。そう考えただけでもうワクワクしてきた僕は、帰りの電車内でさっそく「ボートレース ネット投票」と検索したのだった。

 (森永 淳洋)