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みんなのボートレース学校⑪ 意外と多い1枠から買わないレース

〝舟券上手〟な先輩たちの買い方

 前回の続き、“舟券上手”な先輩たちに買い方のコツを教わる。ボートレースは原則①から買っていれば当たる確率は一番高いが、毎度①が絡むわけではない。

・1号艇から買わないレースってあるの?

 大ベテランのKさんは、3通りあるという。

「まず①の選手の力量の問題。フライング持ち、スタートがへた、スタートにばらつきがある選手の場合は①から買わない。次が、2号艇や3号艇に1号艇よりも格上の強い選手がいる場合も買わない。そして、戸田や平和島、江戸川、鳴門、浜名湖などデータ的にインが弱いレース場では、①が強い選手の時以外は買いません」

 ①が頭でない舟券は配当がいい。何度かに1度当たれば、十分回収できるというわけだ。

 ★ ★ ★ 

 初心者はレース展開を読めないから、頭が決まらない、点数が多くなるという傾向が強い。

 しかし、ベテランだって迷うレースは多い。そんな時はボックス買いが効果的らしいが、

・どんなレースがボックス買いに向いている?

「実力伯仲で、軸が決められないレース。同じく、SGやGⅠなどだれが勝ってもおかしくないレース。当てるというより、当たったらもうけものくらいの気持ちで、好きな選手、気になる選手の3艇ボックス6点買いです」

 一方、全国24場を股にかける旅打ちのJ氏は、「大混戦レースでも1号艇のスタート力が信頼できれば、①②③のボックス買いでいくね。実力伯仲の横一線なら、やっぱりイン有利だから」とアドバイスする。

 先輩2人が口をそろえるのは、ハズレ&取りガミを考えれば、4艇ボックスの24点買いはお勧めしないとのことだ。

 最後に、ボートレースの必勝法は、決して1着を当てることではなく、3連単を的中させること。

 つまり、1着は1つと考えない、さらに2着、3着探しにも時間を割けと、前出のJ氏は言う。

「だからオレの基本フォーメーションは①④―①④―①④②⑤。2着、3着固定にもこだわる。この型を基本にして応用すれば、まあ、そんなには負けないよ」

 さあ、先輩たちの教えを参考に、買い方をレベルアップさせていこう!