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ツヨカワ女子レーサー直撃 西岡成美さん 言わずと知れた評判の美人姉妹

愛犬マロンと(本人提供)

高知県立大の2年時にレーサー試験合格

 姉妹レーサーとして注目の西岡成美さん。姉は116期の西岡育未さんで、言わずと知れた評判の美人姉妹だ。成美さんは同期の真鳥章太さんと2023年1月に結婚。養成所を出てから付き合い始め、6年越しの交際が実った。

 ボート界に兄弟、姉妹レーサーは珍しくはないが、姉妹のどちらかの結婚相手も兄弟レーサーというのは稀有なケースだろう(夫の章太選手の兄は123期の真鳥康太選手)。

 ボートレーサーになったきっかけから聞いた。

「父親が好きで保育園時代から連れられてボートレースを見に行っていました。レーサーになろうと思ったのは、先にボートレーサーになった姉を見ていたのも大きいですね。中学ではバスケットボール、高校ではバレーボールをやっていて初めてボートレーサー養成所の試験を受けたのが高2の時です。試験は落ちて、高知県立大学に進学(14年)、大学2年の時に受けた5回目の試験で合格しました」

 レーサーの道を優先して大学3年の秋から休学して養成所に入所。大学は1年後に復学した。

「養成所時代は無事に卒業できるかどうか、それが一番の不安でした。15年にデビューしていた姉と手紙のやりとりをして、アドバイスしてもらえたのが大きかったですね」

 地元の鳴門ボートで18年11月にデビュー。大学を卒業する19年までは学業と両立させながらレーサー生活を送った。頑張り屋さんなのだ。

 初勝利は20年2月、びわこボートだった。

「1着はいずれ取れるとは思っていた。むしろ当時は早くB2からB1に上がりたいと思っていました」

 初優勝は昨年6月の鳴門男女W優勝戦。

「地元の鳴門で優勝できて本当にうれしかったです。地元のファンの方が大勢来てくれて、おめでとうの嵐でしたね。真鳥さん、姉、両親の家族みんなでお祝いをしてくれました。お祝いといってもウチではケーキですけどね」



4コースからのマクリが好き。もっとターンがうまくなりたい

 練習しているのは丸亀よりは鳴門が多く、鳴門は好きな水面だ。

「慣れているし乗りやすい。鳴門海峡のレース場なので波がすごいと思われがちですが、荒れるのは冬場だけです」

 師匠はA1レーサーの菅章哉。

「師匠はあまりあれこれ言わず、レースを見てくれています。でも、本当にいい方で、師匠の家でやるホームパーティーにいつも呼んでくれます」

 現在A2級。目標は言うまでもない。

「来期はまだわからないですけど、A1になりたいです。今年に入って割と調整は当たってコンディションもいい。マクリが好きです。コースでは4コース。スタートは遅れずに行きたい。ただマクりたいというこだわりはなく、柔軟に考えています。課題としては旋回力ですね。ターンがうまくなりたい。そのためにグレードレースのダイジェストなどは必ず見るようにしています」

「地元の周年GⅠ大渦大賞を走りたいですね。SGは見当もつかないけど、いつかは出たいです」

 昨年の獲得賞金は2445万円だった。

「ゆくゆくは家を建てたいし、稼げるだけ稼ぎたいです。まず土地探しからですが、まだノープランです」

 車はテスラに乗っている。

「モデル3というタイプで580万円でした。実家と、鳴門にはテスラ専用充電器があるけど、県外は充電器を探すのが大変で、乗っていて不安になります(笑)」

 趣味は旅行。

 ペットの愛犬が癒やしになっている。

「コーギーという犬種のマロンです。マロンとダラダラしながら過ごすのが楽しいひとときです」

(峯田淳)