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電撃ネットワーク ダンナ小柳さん② 「初めて買った舟券が当たっちゃって、以来35年ドップリと」

20代の頃は競馬。カネを出し合って1000万円に挑戦。結果は1着3着

 パフォーマンス集団「電撃ネットワーク」のメンバー、ダンナ小柳さん。2回目はボートレースを始めた経緯を聞いた。


 ボートレースは35年くらいやってます。電撃に入る前の20歳の頃は競馬をやっていたんです。

 当時は横浜の青葉台にある飲食店でアルバイトをやっていました。そこの調理場のチーフが競馬が大好きな人で。競馬で当てたお金でラーメン屋を始めるのが夢というのが口癖で、熱心に競馬を研究していた。

 土日になると、毎週のように日ノ出町にある場外馬券売り場に買いに行かされました。チーフの馬券はとにかくよく当たった。そのうち僕ら働いている仲間も「1万円預けるからお願いします」ってチーフに乗るようになって。「昨日の払い戻し」って、8万円とか10万円もらったこともあります。

 そのうちチーフが予想してみんなで1000万円当てようということになりました。1人1万円、10人で10万円、万馬券を当てたら1000万円になる。大口の的中は払い戻す時にガードマンがつくので、みんなで当てて、「ガードマンをつけよう」と。

 賭けたレースはちょうど1万円くらいのオッズでした。最後は下がって9700円くらい。結果は1着3着。当たらなかったけど、いや、シビれましたね。これがギャンブルの醍醐味かと思いました。

 その後、チーフは競馬で当てて、店をやめ、儲かったお金で本当にラーメン屋をオープンしました。それでチーフはいなくなったし、とスポーツ新聞を見ていたら目に入ったのがボートレースのメンバー表です。6艇だから競馬よりも当てやすいんじゃないか。そんなふうに思って、軽い気持ちで平和島に一人で出かけました。

 その時にハズれたら、なんのことはなかったんです。

 何も知らないで行って初めて舟券を買ったら、簡単に当たっちゃった。それでやっぱりボートは競馬よりも頭数、艇数が少ないから当たりやすいのかなと勘違いしちゃったんですね(笑)。

 1度当たって錯覚して、行き出したら案の定、当たらない。その頃は1着2着の軸を決めて、3着3点に1000円流すみたいな感じでした。

 それでも3000円、4000円の配当なら3万円か4万円になりますからね。そんなことをやっているうちにどっぷりハマって、今に至るわけです。


コロナのときはモーニングもミッドナイトも

 最近は以前のような買い方はしません。小さいお金を大きくするという考え方です。博打という感覚ではなく、昼メシ代を稼ぐとかゲーム感覚でやっています。その代わり、現場には仕事がないと行きますが、スマホで数をやる。朝はモーニングが8時半くらいから始まる。

 そして昼とナイター。朝できなかったときは夜10時とか11時前に終わるミッドナイトをやる。仕事がなくなったコロナの頃がとくにヤバかったですね。

 スマホで買った分は全部、収支が出ます。移動中とか遊びで100円ずつ5点500円とか、多くても1000円とかですね。もちろん当たったらそれも賭けていつの間にか残金がゼロということも多いですが(笑)。

 今年はこれまで407レース、20万2100円買って的中が57レース、的中率14%、払い戻し10万4810円、回収率は52%です。

 去年1年間では1189レース、56万9000円買って的中が162レース、的中率14%弱。払い戻しは36万5460円、回収率64%、年間で20万円のマイナスでした。 =つづく

(峯田淳)


▽だんな・こやなぎ 1968年、新潟県出身。持ちネタはミルクマン、割り箸一本赤ふんどし男、ドライアイスを食べる男など。