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このレース場の攻略法 ①平和島 インが弱く、舟券が荒れるのはナゼ?

平和島の1コーナー

万舟券が20%も出る高配当レイアウト

 ボートレースではインが圧倒的有利とされるが、その逆もある。インが全国24場中で戸田に次いで弱く、万舟が出やすいレース場として有名なのがボートレース平和島だ。

 インが弱い理由はいくつかあるが、最も大きいのは「コースの幅が狭い」ことだろう。スタートラインのスタンドまでの距離が49メートルなのに対して、1マークのスタンドまでの距離は37メートルと極端に絞り込んだレイアウトになっている。そのため、6艇が殺到する1マーク付近はどうしてもゴチャつくことになる。インの艇がスタートで後手を踏んだ場合はターンマークとの距離が狭くなってしまうのでセンター勢の攻めが届きやすく、逃げが決まりにくくなるのだ。

 しかも、平和島の水面は海水で潮の満ち引きがあること、付近をマンションなどの建物に囲まれているためにビル風の影響を受けやすいこと、1マークを旋回後のバックストレッチでの斜行が禁止されていることなどの理由もあって全国でも名うての選手泣かせの難水面となっている。

 というわけで、平和島は予想が難しいレース場ではあるが、逆に高配当が期待できる楽しみもある。データによれば、3連単配当金が990円以下の堅いレースは全体の8・0%。一方、万舟券は19・8%と、倍もあるのだ。

 予想の際は水面に慣れている地元東京支部の選手を軸に組み立てるのもいいかもしれない。

 ただ、レースが後半になればなるほど、なぜかインが有利になるのも平和島の特色。12Rはインの1着率が67%にハネ上がる。

 本欄のインタビューに登場した電撃ネットワークのダンナ小柳さんは「平和島の最終は①②⑤の法則。来るんだよねー」と言っている。ご参考までに。