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このレース場の攻略法 鳴門 儲けたいなら風速チェック

ボートレース鳴門の外観

②-①舟券が名物?!

 ボートレース鳴門は1953年に全国12番目のレース場としてオープン。水面は四国本土と大毛島に挟まれた小鳴門海峡に位置する。

 そのため「風」を知らなければ大ヤケドを負ってしまう。まずは夏の向かい風。風速が4メートル以上の風が吹くとインの逃げ率が52%から42%に下がり、7メートル以上の強風となると30%以下まで暴落する。この時、2・3・4コースが大暴れし、5コースのマクリ差しも決まりやすくなって高配当がゲットできる。

 そして冬の追い風。風速3メートル以下ならインは強いが、4メートル以上になるとここでも信頼度はガタ落ち。①の2着狙いに妙味があり、鳴門名物といわれる②①舟券の宝庫となる。だが、不思議なことに7メートル以上となるとインの逃げ率が50%を超え、再びインが強くなる。あまりの強風に中・外枠勢のスタートが慎重になり、逃げやすくなるからだ。鳴門で儲けようと思えば風速チェックは絶対に欠かせない作業となる。

 大阪・営業担当の「ボート君」は自他ともに認めるボート通。数年前に挨拶訪問で鳴門を訪れた際、施行者サイドに「ウチは荒れますよ」とアドバイスされた。そこでこの風の攻略法に沿って1着を①③④、2着を⑤、3着を①③④の舟券をひたすら買った。

 すると、どうだ。⑤の2着流しがバンバン的中し、4000~5000円台の舟券を何度もゲット~。ウハウハ気分で帰りの高速バスに乗り、車中で名物の渦潮わかめの佃煮をつまみながら缶ビールをプシュッ。小さなぜいたくで最高の気分に浸った経験がある。

「鳴門、大好き。財布がさみしくなったらプライベートでも来よう」と誓ったのだった。