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ビギナーのエンジョイボート挑戦記⑯ 「日刊ゲンダイ杯」は難しい

買い方は多彩になったが、結果が…

つかんだはずの自信が音を立てて崩れる

 振り返ると、この連載が始まったのは3月の江戸川で開催された「日刊ゲンダイ杯」からだった。

 あれから3カ月――6月16日に平和島で開催された同じ「日刊ゲンダイ杯」は自分の成長を披露する絶好の機会でもあるのだ。

 まして5月に2回行った多摩川では、どちらも最終レースで会心の的中を勝ち取ったのは当連載でも紹介した通り。さらに、この日も自力予想の一発目3Rでいきなりの的中を決めることができた。これはついに舟券ビギナーを卒業する日が来たか?

 そんな根拠のない自信に包まれた僕は4R以降、引き続き自力で予想を組み立てつつ、1着固定から3連単フォーメーション、あるいは1・2着を固定、さらに3艇BOXと、この3カ月で身につけたありとあらゆる買い目で勝負した。まさに縦横無尽だ。

 ただ……やっぱり現実はそう甘いものじゃない。

 当然のことながらいろんな買い方を覚えたからといって、それが的中につながるわけではなく、これらの舟券はことごとくハズレ。結局、あれよあれよという間に4R~8Rまで怒涛の5連敗を喫してしまったのだ。

 もしかしたらビギナー卒業かも、なんて何たる思い上がり。自信が音を立てて崩れていく……その一方、日刊ゲンダイ・清水記者は社杯を飾るにふさわしい予想的中を連発していた。


この日、2本目のゲット!

師匠は的中を連発。その差は何?

 特に凄かったのは8R。3連単④―①―③97・1倍の高配当を10点買いでズバリ。さすが師匠、お見事です……!

 こうなると、やっぱり全部を自力で予想するのではなく、頼りにすべきところは頼るのが正解。というわけで9Rは清水記者の印を参考にしつつ、①―②③―②③④⑤の6点で勝負した。

 結果は①―③―②で3連単15・7倍が見事に的中。ようやくこの日2つ目の当たりで暗いトンネルを抜け出すことができました。これも師匠の印のおかげです!

 ただ、トータルではまだマイナスが積み上がっている。残り3レースでどうにか逆転プラスに持っていきたいわけだが、この時、僕にはすでに光明の道筋が見えていた。9Rが当たって気分を良くしていたのもそうだけど、それよりも大きかったのは優勝戦にまつわるとんでもない「お宝情報」をこの日絶好調の清水記者から事前に教えてもらっていたからだ。 =つづく

 (森永淳洋)