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ビギナーのエンジョイボート挑戦記㉔ 全身の毛が逆立った「SGメモリアル」優勝戦

2マークで①平本選手とのバトルを制した③馬場選手

③馬場選手を一着固定にした僕の根拠

 福岡レディースチャンピオン、浜名湖オールレディースと女子戦の優勝戦を連続的中して好調だった8月。よーし、この勢いで夏の総決算SGボートレースメモリアルも当てちゃうゾ! と挑んだ今シリーズで特に印象的だったのは、やっぱり5日目9Rの準優勝戦でしょう。

 初心者の僕でも「何かスゴイことが起きている!」と分かるくらい、ドラマたっぷりのレースを大外から鮮やかに制したのが馬場貴也選手だった。ウイナーインタビューでは「展開に助けられた」と語っていたが、1度のチャンスをモノにするのも実力あってのことだし、これはもう優勝への流れすらも引き寄せたのではないか。準優6号艇から史上4人目の連覇となれば、これ以上の劇的フィナーレはない。

 というわけで優勝戦の狙いは③馬場選手に決めた。3号艇を得意にしていると聞くし、日刊ゲンダイの予想を見ると、わが師匠・清水記者も対抗評価にしており心強い!

迷いに迷って2着全ー3着全の20点買いになったけど…

 相手には当初、④石野貴之選手、①平本真之選手が本線の③―①④―全を考えていたのだが、投票ボタンを押そうとした途端、ふと「②片岡雅裕選手も地元Vに気合十分だろうし、⑤池田浩二選手も節間でさすがの腕を見せていた。いや⑥桐生順平選手だって準優は同じ⑥から2着に来た……」と、なんだか②⑤⑥が2着に突っ込んでくるような気になってきた。こうなるともう考えがまとまらないし、締め切り時刻は待ってくれない。

 えぇ~い、こうなりゃ③―全―全の計20点で勝負だ!

 レースの結果は読者の皆さんもご存じの通り、馬場選手の伝家の宝刀・マクリ差しが1マークで炸裂! さらに平本選手との猛烈なバトルを制しての2マーク大逆転劇に、僕は全身の毛が逆立つ大興奮だ。

「馬場さん……いや、馬場ちゃん!!」

 この時、実は仕事からの帰宅途中で立ち止まってのスマホ観戦だったけど、我慢しろという方が無理。控えめにだが、思わず声が出てしまった。

 そして3番手に目をやると桐生選手。何かの拍子で③⑥①にならんかな、と思ったけどそれは強欲すぎるというもの。3連単③①⑥7910円でも十分だし、僕史上最高配当の記録更新だ。万歳!

 SG優勝戦の初当たりがまさかこんな高配当なんて、自分でもビックリ。そして思った。穴狙いなら1着固定の2、3着全流しはこれからもアリだな……と。 =つづく

 (森永 淳洋)