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このレース場の攻略法 浜名湖 マクリがよく決まる広々とした水面

余裕をもてる1マークのターン

押さえておきたい③ー①②、④ー①③

 浜名湖の西岸に位置するボートレース浜名湖(静岡県湖西市)は競走水面が全国で最も広いレース場。加えて水質が汽水(淡水と海水が入り交じった塩分の少ない水)なので柔らかく静水面であるため、「広々としていて走りやすい」と選手たちからも好評で、1マークのバック側が126・0メートルもあり余裕をもってターンできることもあって、スピード勝負になることが多いレース場としてもファンにはよく知られている。

 また、ピットから2マークまでの距離が152メートルも離れているので、ピットアウトした後のコース取りにまぎれが起こりやすいという特徴もある。そのため、自分のコースよりも内側のコースに入る前付けがしやすくなる。いわゆるイン屋(江口晃生、深川真二、西田靖、石川真二ら前付けを得意とする選手)が出ている時には展示の時から注意してチェックしておくことが必要だ。

 さらに、ボートレース浜名湖には水面が広々としていることから、マクリやマクリ差しが決まりやすいという傾向が見られるが、それが特に顕著に表れているのが3コースと4コース。マクリ差しが決まると差された艇が2着に残りやすいので、3頭・4頭の舟券を買う時には「③―①②」「④―①③」をしっかり押さえておくようにしたい。

 この他、ボートレース浜名湖は周囲に高い建物がないため、強風にさらされることが多いことも忘れてはいけない特徴だ。向かい風では1、2号艇のスタートが遅れがちで3~6号艇が1着を取りやすく、逆に追い風の時はスタートをしっかり決めて内艇が1着になる場合が多い。そして、春から夏にかけては向かい風が、秋から冬にかけては追い風が吹きやすいことも覚えておくと損はないはずだ。