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イチ押し ツヨカワ女子レーサー 野田彩加選手 21歳 17歳でデビュー。21歳にしてA2入りが確実

登録番号「5146」がプリントされたコラボウエアも好評販売中©boatrace

中学時代、空手の日本チャンピオン

 笑顔がカワイイと人気急上昇の野田彩加。その素顔は“闘う女”だ。

 幼少のころから新極真空手を習い、中学時代には日本チャンピオン。さらにはアジア大会で優勝するなど華々しい戦歴を持つ。

 ボートレース好きな両親の影響で、中学(宇部市立黒石中)3年の時に、闘う舞台を水上に変えようと決意。ボートレーサーの試験を受けて一発合格。卒業してすぐ養成所に入所した。

 ただ体形が女子としては大きく(身長165センチ)、「10キロ近く減量」して養成所に入った。

 2020年3月、無事に卒業。同年5月の徳山でデビュー戦を迎えた時は17歳。当時は最年少レーサーとして注目を集めた。

 運動神経には自信はあったので初勝利も早いと思われたが、デビュー期は未勝利。「早く勝ちたい」の思いが悪い方向に進み、次の期(20年10月~)はF2本の勇み足。これが響き初勝利(21年9月3日三国9R)を挙げるまでには1年4カ月の時間を要した。

 その後もFに泣き23年5月までに合計6本はかなり多い。

 師匠は同支部の向井美鈴(84期)。プロペラのたたき方やモーターの調整、旋回技術などを入念に教え込まれた。斡旋のない日は「電車で片道2時間近くかかる」徳山レース場へ通い仲間たちと練習。そのかいあって成績も上向き、勝ち星も順調に増えている。

 そして今期は84走し5・83の勝率を残す。来期(来年1月~)、21歳にしてのA2はほぼ大丈夫だが、目標はでっかくA1昇級だ。

 ここまで一度も経験がない優出だが、今の流れなら時間の問題だろう。優出を経験すれば自信もつき、初優勝も達成できそうだ。

 次走は徳山(10月6~11日)の女子レース。地元戦だけに“爆発”が期待できそうだ。