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ビギナーのエンジョイボート挑戦記㉗ この機会に若手選手の名前も覚えようと「ヤングダービー」

優勝戦1周2マークの攻防。④井上忠政選手はあと一歩

当たらなくても、未来への投資と考えよう

 最近、女子戦をメインに舟券を買っているのは、選手を覚えやすいからというのが一番の大きな理由。そうして選手の実力、特徴などを知れば知るほど予想・推理の幅は広がっていく。

 その意味で言うと、男女問わず若手レーサーを覚えていくのも舟券上達のひとつの有効手段だと思う。

 これから長く活躍するであろうヤングたちを今から一人でも多く覚えれば、それだけ将来にわたって数多くの舟券的中の機会を得られることになるからだ。

 というわけで「僕の舟券に今後貢献してくれる若手は誰かな?」なんて下心丸出しで見ていた今年の桐生プレミアムG1「ヤングダービー」。

 目立っていたのはもちろん、予選オール2連対で準優も1着通過した関浩哉選手。優勝戦の日刊ゲンダイの予想でも◎が3つも並んでいる。これは堅そうだ。

 一方、僕が個人的に注目していたのが優勝戦4号艇の井上忠政選手だ。今シリーズは5日間で1勝にとどまっていたが、その1勝が4コース進入からの豪快マクリ。たまたま仕事の合間にリアルタイム観戦していたからというのもあると思うが、とにかくそのレースの印象が強烈に残っている。

 優勝戦も同じ4コース進入予想。本人からは伸び型のモーターというコメントも出ていたし、再びのマクリがさく裂するのでは……ということで、優勝戦は①関選手との折り返しで①―④―全、④―①―全の合計8点に決めた!

 しかしながらレースはコンマ02の超速スタートを決めた関選手に対し、井上選手はコンマ14と踏み込めずマクリ不発で3番手追走が精いっぱい。最初の1マークで僕の舟券は電子のチリと消えたのだ。

 結果は①③④の18・7倍。くそー。

 結局この日は後半4レースを買って的中ゼロのトホホ。その中で一瞬でも「オッ!」と思ったのは10R。今年春のSGオールスター覇者②定松勇樹選手のアタマ軸で買っており、1マークでマクリが決まったときは胸がときめいた。だけど、さすがに②⑤③662・7倍はカスリもせず……いつかこんな配当を取ってみたいですねぇ。

 まあ、でも今回の負けた分をマイナスと思わず、将来有望な若手を何人も覚えることができた分だけ未来へ投資したと考えよう。そう、それが最初の目的だった。そして近い将来、僕に大当たりを届けてくれますよね。期待してますよ、ヤングレーサーのみなさん! =つづく

   (森山淳洋)