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コラム一覧へ戻る公開日
2024年11月29日
23:11
更新日
2024年11月29日
23:11
みんなのボートレース学校⑳ 選手応援の横断幕 どうすれば掲示してもらえるの?
ズラリと並ぶ横断幕
費用は10万円前後
ボートレースを始めてしばらくすると、“推し”の選手が出てくるものだ。となったらその選手の追っかけをしたり応援舟券を買うのはもちろんだが、もっとしっかり応援したいという人は選手応援用の横断幕を作ってみてはどうだろうか?
ルールさえきちんと守れば誰でも全国のボートレース場(江戸川以外)に掲示することができるのだ。
守るべきルールだが、まず第一にサイズは縦200センチ(2メートル)×横1000センチ(10メートル)以内であること。この大きさを超えなければ小さくても一向に構わない。デザインと文言には特に細かい規定は定められていないが、もちろん選手を誹謗中傷する内容や過激な表現、さらには公序良俗に反するものは一切認められないのは説明するまでもないだろう。
ほかに注意しなくてはいけないのは企業名や屋号、個人名など営利目的となるものはNGだということ。載せていいのは選手名や所属支部、登録期、登録番号、選手を鼓舞する短いメッセージなどであり、ある意味、純粋にその選手のことを応援しようという気持ちがなければ出せないのが応援幕といえそうだ。
サイズやデザインが決まったらいよいよ実際に作製することになる。ホームページで「応援用横断幕」「応援幕」などと検索すると多くの専門業者がチェックできるのでその中から条件に合った業者を見つけるのがいいだろう。
幕の素材には布生地やビニール生地が使われる。ボートレースの横断幕は屋外で使用するので雨風に強いビニール生地を使うのが一般的だが、中でも遮光性があって色あせしにくく、しかも耐久性が高い「ターポリン」がおススメだ。ちなみに、気になる料金はデザインやサイズ、納期、加工の方法などによって異なるが、10万円前後が一般的なようだ。
さて、横断幕ができ上がったらいよいよボートレース場に掲示してもらうわけだが、当日持ち込んだらすぐに掲示してもらえるわけではない。
事前、少なくともレース開催初日の3日前に必着するように送り、チェックを受ける必要がある。
送付の際にはレース名と選手名、返送用着払い伝票、横断幕を取り付けるための紐を同封するが、同封物については各レース場によって異なるので事前に確認することが必要だ。
最後に注意をもう1つ。せっかく作ってきちんと開催3日前までにレース場に送ったとしても掲示希望者が多いと抽選となり運が悪いと掲示してもらえないこともあるし、仮に掲示されたとしても目立たない場所になってしまうこともある。その点もしっかり理解しておこう。