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ニュース一覧へ戻る公開日
2024年12月23日
00:02
更新日
2024年12月23日
04:15
ボートレース住之江 「SG第39回グランプリ」 毒島誠がイン逃げ初V‼

グランプリを制覇した毒島誠
「夜王」の本領発揮! ナイター場のSG完全制覇へ王手
ボートレース住之江で22日に「SG第39回グランプリ」の優勝戦が行われ、1号艇の毒島誠(群馬)が先マイを決めて頂点に立った。グランプリ11回目の出場で悲願の初制覇。SG通算9Vを成し遂げ、優勝賞金1億1000万円をゲット。激戦後は会心の笑顔で黄金のヘルメットをかぶった。
「ナイターキング」「夜王」ーー。ナイター場を得意とする男の面目躍如だった。年末の最高峰の舞台で圧倒的人気を背負った毒島は、何らひるむことなくインから果敢に踏み込んで1マークを先取り。2コースから攻めた桐生順平の1番差しに一瞬ヒヤリとさせたものの、ファンの大声援を受けた1周目のホームでは1人旅を満喫した。
「とにかくよかった。グランプリを取らないと、ボートレース界を代表するレーサーにはなれない。このまま一生取れないんじゃないかと思う時もあったけど、強い気持ちで走った。平常心は無理なので、緊張感を楽しみました。今日は夫人の誕生日? 最高のプレゼントになりましたね」
グランプリは過去に10回出場し、優出が6回、準Vが2回。どうしても届かないビッグタイトルだったが、大願成就に向けた準備は万端整えていた。今大会は賞金ランキング2位で参戦。「1年を通して頑張ったというか、2ndから走るのは目標だった。気持ち的に全然楽なんです。減量など準備もできているし、今までで一番充実している」と、開幕前から自信をのぞかせていた。
これでSG通算9V。そのうち7Vがナイター場だ。「やっぱり成し遂げたいですよね。ナイター場のSG全場制覇」。残るはボートレース桐生だけ。毒島が最も手の内に入れる地元水面だけに、時間の問題といってもいいだろう。
なお、2着に桐生、3着には茅原悠紀が入り、3連単の配当は1 2 3 1,170円だった。

グランプリシリーズを制した前田将太
SGグランプリシリーズは前田が制覇!
また、11レースではシリーズ戦の優勝戦が行われ、1号艇の前田将太(福岡)がコンマ09のトップスタートを決め、他艇の攻めを封じ込んで逃げ切った。SG出場は通算49回目、優出7回目で初めてビッグな勲章をゲットし、レース後は喜びを爆発させた。
「素直にうれしい。プレッシャーもなくて、1号艇なら勝てると思っていた。気負うことなく走ることができたし、スタートはフライングの心配だけだった。やっとSGで優勝できましたね」
こちらは2着に山口剛、3着には西山貴浩が入り、3連単の配当は1 2 5 2,180円だった。
なお、大会6日間の総売り上げは291億9050万8800円。施行者サイドが設定した目標額280億円を10億円以上も上回り、大盛況のうちに幕を閉じた。