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ボートレース住之江展望 4月12日からG1太閤賞開催!

復活Vに燃える石野貴之

石野貴之に復活舞台の到来 1年2カ月ぶりVへ

 ボートレース住之江で4月12日(土)から17日(木)まで「開設69周年記念G1太閤賞競走」が開催される。SG並みの豪華メンバーが揃って胸の高まりが止まらない一大決戦。本サイトは執念の復活劇に燃える石野貴之が、地元水面で長いスランプを脱出するとみた。


 石野貴之の不調はスランプのひと言では片づけられないほど深刻といえる。SG11V、G19Vのスター選手が暗闇でもがき苦しんでいるのだ。


 2023年の住之江SGグランプリまではよかった。優勝戦のインからコンマ12のトップスタートを決め、峰竜太、茅原悠紀、池田浩二らの難敵をシャットアウトして2度目の黄金のヘルメットをかぶった。翌24年は2月の丸亀一般戦で優勝したものの、この年のVはこの1回だけに終わり、優出も22走して4回と不振を極めた。


 そして今年。ここまで優勝はなく、もう1年以上も美酒から遠ざかっている。3月の丸亀一般戦では信じられない結果も招いた。優勝戦で1号艇をゲットし、コンマ14の好スタート。だれもが13カ月ぶりのVだと確信した瞬間、外枠勢のマクリ攻撃を受け、なんと6着に沈んでしまったのだ。


 長期治療を受けたひざの悪化など、体調面の不安はあるかもしれない。しかし、石野は言い訳を一切しない。男は黙って水面で勝負と言いたいのだろう。昨年10月以来、3カ月ぶりの実戦復帰となった住之江一般戦ではこん身の力を振り絞って1着を4本取り、直後から2節連続で優出。ここまで7走3優出と、徐々に本来の勝負勘をつかみ始めている。


 舞台は申し分がない。水面特性、エンジン素性などアドバンテージを得られる地元開催だ。強い石野をずっと待ち続け、復活を期待するファンの大声援もある。太閤賞は2011年と2022年に制覇したゲンのいい大会。通算3回目のVへ、長いトンネルを抜け出す時がついにやってきた。


 地元勢ではほかに松井繁。歴代最多となる大会V5に向けて牙を研ぐレジェンドは、55歳を迎えてもまだまだ衰える気配すら見せない。また田中信一郎&太田和美の同期ベテランコンビも軽視は禁物。そして2年前から2年連続でGⅠのタイトルをつかみ、メキメキと力をつけている上條暢嵩も要注意だ。

聖地と相性がいい池田浩二

強力布陣の遠征勢が立ちはだかる

 一方、遠征勢は今年も強力布陣で乗り込んできた。中でもグランプリの常連で、初日と2日目のドリーム戦メンバーにも選出された池田浩二、峰竜太、桐生順平は今大会の頂点を極めても不思議ではない実力の持ち主だ。池田は当地でSG3Vの実績。峰はGⅠを含む当地8V。桐生は今年早くも3V。し烈なガチンコバトルから目が離せない。


 さあ、春本番の聖地で繰り広げられるトップレーサーたちの熱戦にしびれよう――。