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ニュース一覧へ戻る公開日
2025年05月07日
11:58
更新日
2025年05月07日
11:58
ボートレースとこなめ総展望 5月13日からG2「レディースオールスター」開催!
ファン投票2位選出の御礼Vに燃える西橋奈未
西橋奈未が自ら快気祝い‼
ボートレースとこなめで13日(火)から18日(日)までG2「第10回レディースオールスター」が開催される。ファン投票で選出された〝ツヨカワ女子〟たちの一大祭典。本サイトは大けがから復帰した西橋奈未が、大会を制覇して感動のドラマを演出するとみた。
惨劇は2カ月前の3月15日、丸亀一般戦の2日目12Rで起こった。5コースからコンマ19とやや遅れめのスタートを切った西橋は道中で猛然と追い上げ、2周1マークの最内を4番手で好旋回。3番手の加藤綾に追いつくかというその瞬間、引き波に乗ってしまって転覆、落水。頭を強く打ち、頭蓋骨骨折とひたいを15㌢も縫合する大けがを負った。
長期にわたる戦線離脱が予想された中、西橋はなんと1カ月もたたない4月3日からの宮島G1開設記念で電撃復帰。しかも、桐生順平、吉川元浩、湯川浩司ら一線級の男子が参戦した大会で圧巻の準優出を果たしたのだ。
「けがからの休み明けで予選突破できるなんて思ってもいなかった。ましてや周年の舞台で決められるなんて。温かい声援を送ってくれたファンの声援には胸が熱くなりました」
さらに西橋は、自身のXで劇的な回復状況を赤裸々に報告している。
「体に負荷をかけてどこまで動かせられるのか。自分の治癒能力と家族の支えもあり、トレーニングも問題なくこなせるようになった。髄液が漏れ出て合併症を引き起こす不安もない。運のいいけがの仕方だった。入院中もいろいろ悩みましたが、やっぱりボートレースが好き。強い西橋奈未になれるように、これからも走っていきます」
そんな西橋が1万9217票を集め、ファン投票2位で今大会に乗り込んできた。前走のびわこG3オールレディースでは、優勝戦で堂々のイン逃げを決めて今年初V。「とこなめに向けていい弾みになった」と自信満々だ。自らの手で快気祝いとばかり、自身初となる女子タイトルを奪取して風光明媚な伊勢湾で復活ドラマを完結させる。
地元の意地を爆発させる細川裕子
地元エースの細川裕子らが立ちはだかる
だが、地元の意地とプライドをかけて細川裕子と宇野弥生の愛知支部ツートップが黙ってはいない。まずは細川。今年の当地では2走してまだ優勝はないものの、1月のPG1BBCトーナメントでは男子のトップレーサーを相手に存在感を見せつけ、4月のG3オールレディース笹川杯では貫禄の準優出。2節前の津G3オールレディースで今年初Vを決め、好リズムで今大会に臨む。また、ファン投票25位で出場する宇野は2月の下関女子戦Vを含む今年3優出と奮闘し、2度目のG2制覇へ視界は悪くない。
そして、昨年は史上初の夏―冬女子PG1年間2冠を達成し、もっか4年連続賞金女王の遠藤エミ、ファン投票1位の浜田亜理紗、三浦永理、渡辺優美らの強豪も虎視たんたんと頂点をにらむ。手に汗握る白熱の6日間から目が離せない。
さあ、選ばれしレディーたちの熱闘を心ゆくまで堪能しよう――。