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ボートレース蒲郡6月20日(金)から日刊ゲンダイ杯開催! 総展望

2年ぶりの美酒に燃える重成一人

格上の「四国のドン」重成一人が2年ぶりの美酒へ


 ボートレース蒲郡で6月20日(金)から23日(月)まで、本社杯「創刊50周年記念 日刊ゲンダイ杯争奪 蒲郡トトまるナイト特別」が開催される。4日間の短期決戦で主役を務めるのは、ズバリ重成一人だ。


 短期決戦を制するポイントのひとつは、エンジンの調整力、そしてプロペラの整備力だ。6日間開催のように予選が4日間もあれば準優、優勝戦を見据えてじっくりと仕上げることができる。だが、今大会は予選が2日間しかない。悠長に構えていては上位決戦に進出できないため、調整と整備にスピードが求められるわけだ。そこで浮上するのが重成一人。ピット関係者はこう評価する。


「いかに早く仕上げるか。今大会の出場メンバーの中では、重成のテクニックが抜けている。普段からメカニック面の難しいことばかりに関心を持ち、自分が満足する状態まで徹底的に整備する。まさに超がつくほどの職人なんだ」


 デビュー28年目を迎えた重成は、水面上の腕前でも早くから素質を見込まれていた。特に他選手が一目置くハンドル操作とターンテクニックは、最大の武器となっている。香川支部では森高一真、片岡雅裕らが中心選手として活躍しているものの、重成はかつて「四国のドン」とまで評された実力者。この一般戦ではG1の6Vを含む通算60Vという格の違いを見せつけ、一昨年7月以来となる2年ぶりの美酒に酔うことだろう。

大暴れが期待される長島万記

地元の本多宏和や秦英悟、長島万記が待った!

 重成を追う1番手は、地元の本多宏和だ。ピット関係者は「最大の武器はスタート力。最近の選手はスリットで様子を見ることが多いが、本多はガッと出ていくフルショットを繰り出す。この質の高いスタート力は、SG級の選手と比べても何らそん色ない」と舌を巻く。フライング休みの影響で7月からの新勝率ではA1から陥落し、2ランク降格のB1から出直し。巻き返しに向け、意地とプライドを爆発させるシリーズとなる。

 

 また、ここ数年メキメキと力をつけた秦英悟も不気味な存在だ。2020年平和島SGグランプリシリーズ戦では優出6着。2021年平和島SGダービーでは優出2着。そして2022年大村SGクラシックでは優出4着と、大舞台で存在感を見せつけている。今年は16節走って8優出2V。重成、本多に一泡ふかせようと燃えまくっている。


 もう1人、長島万記も軽視はできない。G3が通算24V、G2が同2V。女子の第一人者といえる実力者だけに、男子の強豪を相手に大暴れしても驚けない。


 さあ、蒲郡特有の幻想的な雰囲気のムーンライトレースをたっぷりと楽しもう――。