NEWSニュース
ニュース一覧へ戻る公開日
2026年06月08日
09:28
更新日
2026年06月10日
13:24
ボートレースとこなめ G1トコタンキング決定戦展望
地元水面で仁王立ちする池田浩二
地元大エースの池田浩二に〝キングへの波〟
ボートレースとこなめで13日(土)~18日(木)まで「開設73周年記念競走G1トコタンキング決定戦」が開催される。大会の公式キャッチフレーズは「キングの波がやってきた!!」。この標語に最もふさわしい選手はやはりこの男、地元大エースの池田浩二だ。今年も安定感抜群の走りで存在感を放っており、この大舞台でも不動のシリーズリーダーとなる。
年明け早々からボートファンの視線は池田浩二の走りに釘づけとなったに違いない。地元の正月戦で優勝すると、1月下旬から驚異的な快進撃を見せたからだ。
尼崎BBCトーナメントを皮切りに、とこなめ東海地区戦、若松開設記念、児島開設記念、尼崎開設記念とG1の舞台で5節連続の優出。児島ではG1通算16V目を飾るなど、モンスター級の活躍を披露して大暴れした。
そして前走の宮島G1開設記念でも存在感を示し、貫禄の優出。絶好のリズムで今大会に参戦する。初日の1stドリームには1号艇から出撃。堂々のポールポジションに選出されたことで、その圧倒的な存在感と期待の大きさがわかろうというものだ。
今年の目標はもちろん、6年連続17回目となる暮れの大村グランプリ出場だ。ランキング2位の1億4000万円超を稼いで乗り込んだ昨年の住之江グランプリでは、トライアル2nd初戦で鮮やかなイン逃げを決めながら2日目に無念の落水失格。史上5人目となる3回目のグランプリ制覇はつゆと消えてしまっただけに、今年にかける思いは強い。
当地のG1は通算15優出3Vと抜群の実績を誇る。走り慣れたこの地元G1の舞台で持ち味の俊敏ターンと勝負強さをいかんなく発揮し、シリーズリーダーの期待に応えるつもりだ。
また、平本真之、磯部誠の地元SGウイナーも〝とこなめビッグ3〟の一角として手ぐすねを引いている。
平本は今年1月の芦屋G1開設記念、江戸川G1開設記念で優出するなどリズムは悪くない。武器とする臨機応変に立ち回る旋回力で、11年ぶり2回目のトコタンキングを目指す。
磯部は5月初旬の当地GWシリーズで今年初Vをマーク。一昨年の大会で優勝実績もあり、2月の当地G1地区戦でも優出するなど水面相性は抜群だ。
西山貴浩が打倒・地元勢に野心満々
一方、強力な地元勢にひと泡吹かそうと腕をぶしているのが遠征勢だ。その筆頭は西山貴浩。選手紹介のステージやトークショーでのエンターテイナーぶりで知られているが、水面でも存在感を放つ実力派だ。
「ニッシヤマ!」「ニッシヤマ!」。ファンの大合唱の中、右手で何度もガッツポーズを繰り返したのが昨年7月の徳山水面だった。舞台はSGオーシャンカップ。優勝戦で1号艇をゲットした西山は馬場貴也、中島孝平ら難敵の攻めを封じ込み、コンマ11のトップスタートから鮮やかイン逃げを決めてみせた。
SGファイナル7回目の挑戦で初めて手にした念願のビッグタイトル。ピットへ帰投する西山に待っていたのは仲間たちの祝福だけでなく、詰めかけた場内ファンからの熱い声援。何度も何度も響く西山コールだった。西山自身はもちろん、ファンも待ち望んでいた勲章だったのだ。
「ずっと思っていましたよ。足りないのはSGタイトルだって。だからホッとしました」
今年は1月の芦屋開設記念、唐津九州地区戦、若松開設記念とG1戦線で優出し、蒲郡SGクラシックでも優出と好調をキープしている。初日1stドリームの4号艇から出撃だ。
また、昨年のグランプリ覇者の桐生順平、前々走の浜名湖SGオールスターで準優勝した新田雄史、今年G1・4優出1Vと波に乗る白井英治も軽視はできない。地元勢との対決が大いに楽しみだ。
偉業に燃える遠藤エミ
【大会の注目選手】 遠藤エミ 男女混合G1初Vへ
2022年3月の大村クラシック。女子レーサーが初めてSGを制覇し、ボート界をあっと言わせてから4年余り。遠藤エミは現在も男子に負けじと奮闘を続けている。
それは斡旋を見れば明らかだ。今年もすでに浜名湖オールスター、尼崎BBCトーナメント、住之江近畿地区戦、今大会のとこなめ開設記念とSG・G1の大舞台で男子を相手に激走を続け、唐津G2モーターボート大賞でも準優出するなど躍動した。
今大会後の出場予定もすごい。鳴門SGグラチャン、戸田G2ボートレース甲子園、そして地元開催のびわこSGオーシャンカップとビッグタイトル戦が続く。遠藤はかつて「自分の力を磨くため、男子を相手に走っていきたい」と話したことがある。男女混合戦は〝望むところ〟なのだ。
昨年まで5年連続の賞金女王に輝き、今年も快調なペースで突っ走っている遠藤。もうひとつのターゲットは初の混合G1タイトル。とこなめの水面で再びあっと言わせるか。
さあ、トップレーサーたちのパワーとテクニックに思う存分酔いしれよう――。