• TOP
  • ニュース

NEWSニュース

ニュース一覧へ戻る

ボートレース蒲郡展望 10月28日から本社杯「蒲郡トトまるナイト特別」開催!

頂点を目指す山崎哲司

山崎哲司が地の利を生かして頂点へ

 ボートレース蒲郡で28日(月)から31日(木)まで、本社杯「日刊ゲンダイボートレースウエブ開設記念 蒲郡トトまるナイト特別」が開催される。今大会は4日間の短期決戦。集中力と効率的な調整が明暗を分けそうだが、本サイトは地元のベテラン山崎哲司に白羽の矢を立て、同じ地元の若手ホープ前田翔にも注目した。


 山崎の通算優勝回数は34。今大会に出走する地元レーサーの中では、地力が勝っていることは間違いない。最大の武器はスタート力。今期の平均タイムはコンマ13を叩き出し、インなら十分信頼を置ける。そしてセンターより外のコースでもスリットで少しでものぞけば、必ず他艇をつかまえにいく。その強気なレース運び、攻撃的なスタイルは地元ファンにも広く支持されている。


 さらに、走り慣れた地元で戦うアドバンテージがある。ピット関係者はこう力説する。


「山崎はエンジン調整に甘いところがあるが、地元だけに蒲郡のエンジン特性は間違いなく把握している。他場なら調整に手こずるところ、不安点が解消されることになる」


 慣れた水面で苦手とするエンジン調整がスムーズに運ぶというワケだ。となると、軽視はできなくなり、早くも山崎の勝利の雄叫びが聞こえてきそうだ。

若手ホープの前田翔

オールラウンダー前田翔が旋風を巻き起こす

 地元からはもう1人、前田翔にも注目したい。デビュー5年目。まだ24歳の若手だが、もっか3期連続でA1級をキープ。まだ通算2Vにもかかわらず、A1級に定着している裏にはそれなりの理由がある。


「スタート力、旋回力、調整力とも大きな欠点がない。好守にバランスが取れ、実にオールマイティーな選手だ。それが前田の最大の持ち味だろう。中でもハンドル操作は抜群。いずれG1の舞台で活躍する選手に成長していくよ」(同関係者)


 今年もここまでルーキーシリーズを中心に8優出1Vと堅実な成績を残している。「いろんな情報を貪欲に仕入れ、研究と勉強を重ねる熱心さがある。将来が本当に楽しみなレーサーだ」(同関係者)。この舞台で旋風を巻き起こしても驚けない。 

ダッシュが武器の君島秀三

強豪揃いの遠征勢が立ちはだかる

 一方、遠征勢も強豪が揃った。その筆頭は君島秀三だ。G1タイトルはまだつかんでいないものの、通算179優出35V。今年も4月の下関一般戦でしっかりと優勝を積み重ねた。


 ピット関係者は「最大の魅力はカド攻め。コアなボートファンの間では『君島の4コースは黙って買え!』と言われているほど、若い時からカドでよく穴をあけていた。それぐらいダッシュは本当に力強い。一般戦のここなら格上。優勝争いに加わってくるだろう」と高く評価した。


 他にも今年に入ってGⅢイースタンヤングを含む7Vと、驚異的な快進撃を続ける豊田健士郎。G1ウイナーで今年5優出の坂口周。G1で2Vを含む通算81Vの三角哲男もV戦線をにぎわせることは間違いない。激戦必至の短期決戦。目が離せない4日間となる。


 さあ、情緒と風情たっぷりのムーンライトレースを思う存分楽しもう――。