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ビギナーのエンジョイボート挑戦記㊿ ①④②50・4倍、①④⑥92・7倍 どっちも買ってる‼

1着軸にした門田栞選手©boatrace

と思った瞬間、2周2マークで2着3着が入れ替わり……

「あぁ~……」

 パソコンの画面を前にして、思わず情けない声が出てしまった。

 3月17日、宮島ヴィーナスシリーズ最終日の9R。前回同様、枠番別成績を重視して予想を組み立ててみた。参考にしたのはボートレース宮島が公開している過去10走のデータだ。


●3月17日 宮島9R

門田  栞 B1

②前原  哉 B1

③薮内 瑞希 B1

④大久保佑香 B1

⑤渡辺 優美 A1

⑥滝川 千依 B1


 まず、日刊ゲンダイの「イチ押し ツヨカワ女子レーサー」でもピックアップされていた若手の成長株、①門田栞選手を1着軸にして、枠番別での近走成績が良かった②前原哉選手、④大久保佑香選手を2着候補に指名。さらに3着候補の隠し玉として、今節2日目1Rでも6号艇から3着に入っていた地元の⑥滝川千依選手を追加。買い目は①―②④―②④⑤⑥の6点とした。

 レースは一銭も買っていない③薮内瑞希選手がトップスタートを切ったから一瞬焦ったものの、①門田選手がアタマを死守しイン逃げ態勢。一方、大混戦となった2着争いは④大久保選手が若干リードし、②前原選手、そして⑥滝川選手が僅差で続いている。

 これはこのまま決まるか? ①④②でも50・4倍。①④⑥なら92・7倍の高配当だ!

 だが、2周1マークで好旋回を見せた⑥滝川選手が、④大久保選手のボート後方に舳先を掛けるほど急接近。さらにその勢いのまま2周2マークで逆転の2着に浮上してしまったのだ。この瞬間、冒頭の情けない声が漏れ出てしまった、というわけである。

 結果、①⑥④の3連単は307・6倍の万舟券。あぁ~……。

 このショックが尾を引いたか、続く10R、11Rでは穴を狙えば①が勝ち、手堅く①から買えば穴が出るという裏目の展開。そして、逆転を信じていた優勝戦も、勝浦真帆選手の2枠はあまり成績が良くなかったので軽視して①③―①③―②④⑥と買ったら、その勝浦選手が1周1マークでズバリ差しを決めての優勝である。

 3連単②③①は62・6倍。勝浦選手、お見事でした。僕の見る目がなかったです。とほほ。

 というわけで、この日は連戦連敗で収支はマイナス。

 ただ、9Rでは高配当ゲットまであと少しだったし、優勝戦にしても3コース成績が良かった魚谷香織選手がそのデータ通り、2着に食い込む奮闘を見せてくれた。

 今回は僕の軸選びが失敗しただけで、やはり枠番別データは使えると信じて、次回以降もチャレンジしていきたい! =つづく

 (森永淳洋)