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コラム一覧へ戻る公開日
2024年02月14日
20:09
更新日
2024年02月20日
15:55
ボートレース下関 後編 インが強い水面! 72レース中53本が1枠の逃げ
インが圧倒的に強い
SGへの登竜門 ヤングダービーで舟券勝負
出かけた2023年9月24日、ヤングダービーの最終日。注目の優勝戦が行われた。
ヤングダービーは13年までは新鋭王座決定戦と呼ばれていたが、翌14年からプレミアムGⅠ「ヤングダービー」として行われるようになった。優勝賞金はGⅠよりも200万円アップの1200万円。参加資格は30歳未満の勝率上位選手などが条件になっている。
歴代の優勝者は桐生順平、磯部誠、羽野直也などSGを優勝した選手も多く、SGへの登竜門のような大会。下関開催は初めて。場内が賑わっているのは当然だ。
下関のコースはインが強い。同県の徳山ボートより①枠の1着率は低いものの、全国的にみると3指に入るほど。
19~24日のシリーズ6日間、72レースで逃げ53本、まくり9本、差し5本、まくり差し4本、抜き1本。①の逃げは73%の高率だった。
優勝戦が行われた24日は9Rまで連続で逃げが決まり、舟券はすべて①から。パーフェクト状態が壊れたのが10R。④コースからトップスタートのマクリが決まり、3連単は1万4130円の万シュウになった。場内からは「やっと①からが壊れた」という声が上がった。それくらいインが強いレース場である。
珍しい鯨ロールが名物
優勝戦の万シューをゲット
場内の飲食店施設は1階のマリンカフェと売店がある。下関だから、高級食材のふぐを期待したのだが、さすがになかった。メインはうどんや焼きそばなど。珍しい鯨ロール(300円)というメニューがあったので、チョイス。下関の名物、揚げたてアツアツの鯨をコッペパンに挟んでソースをかける。レース場ではかなりレアな食べ物だ。
それからおでんが9種類。車でなければ、おでんと熱燗の350円のセットもオススメ。
ナイター開催で最終の優勝戦の発売締め切りは20時40分。レースが終わるのは21時前、ホテルに戻ってからの食事となると開いている店があるか不安になる。そこでこの日は11Rで引き揚げ、最終の優勝戦はテレボートで買い、一杯やりながら結果を待った。
ホテル周辺で探した店にはふぐ刺し、鯨の赤身など下関名物がそろっていた。スマホで優勝戦の結果をチェックしてみたら、最後は②上條暢嵩のまくり決着、3連単②⑤①、再び1万9560円の万シュウ。テレボートで広めに買っていたのでゲットー! これで旅費が浮く。ふぐ刺しも鯨もうまい。
そこへ、関西弁の夫婦が入ってきた。聞けば息子がボートレーサーでヤングダービーに出ているので応援に来たのだという。息子の活躍を見た後夫婦で一杯やる……。酒場の雰囲気も一気に和んだような。下関は夜も楽し。
=峯田淳=
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